2022年7月2日土曜日

2022年 全話見たアニメの感想 春終了 04-06月

 

阿波連さんははかれない

おしながき
◇乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です
◇ヒーラー・ガール
◇勇者、辞めます
◇かぎなど シーズン2
◇パリピ孔明
◇史上最強の大魔王、村人Aに転生する
◇RPG不動産
◇盾の勇者の成り上がり シーズン2
◇古見さんは、コミュ症です。
◇処刑少女の生きる道
◇阿波連さんははかれない
◇恋は世界征服のあとで
◇デート・ア・ライブIV
◇くノ一ツバキの胸の内
◇可愛いだけじゃない式守さん


◇乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です
 ストーリー全振りのアニメ。作画やキャラデザが作品内のゲームままである意味原作に忠実っぽい感じで作ってはいるもののとにかく動きが悪く、非常にもったいない作品。乙女ゲーのフェミ感漂うちょっと危うい感じのネタも面白いし、ストーリーだけは思っているよりずっとよく作ってあった。リメイクしていいレベルの作品。
6/10

◇ヒーラー・ガール
 音楽が主役のミュージカルアニメ。声優音楽ユニットを軸に無理矢理コンテンツ化した感じのお金の匂いしかしないアニメ。しかしこの手のメディアミックス作品としては音楽の音質は上出来。あとアイドル系野中では、歌い手側のレベルも高いと感じる。
 コンセプトだけで作ってしまった感じのアニメ。キャラデザも衣装も演出も惹かれる要素があまりにもない。もともとのユニット好きな人しかみないのではと感じる。学校の制服が、幼稚園の制服にあまりに似ていたのでそこだけ印象に残る。この手のアニメはひたすら王道路線で普通に作るのがベターだと感じる。
4/10


◇勇者、辞めます
 この手のアニメがありすぎてもはや何を見ていたのかわからなくなるレベルで混乱しそう。こちらは有能上司が部下を再教育するだけの話でよかった。魔王エキドナの個性豊かな部下の過去を丁寧に一人ずつ掘り下げて問題解決していくだけで十分な作品。終盤の流れは必要だったのか疑問。
3/10

◇史上最強の大魔王、村人Aに転生する
 この手のアニメが量産されすぎてもはや何を見させられているのか混乱してくる。特に勇者、辞めますとかぶりすぎていて見る必要すらなかった。村人A要素は初手だけでそれからずっと普通の異世界魔王アニメで終わった。キャラはとりあえずヒロインの二人だけなんとか思い出せる。
2/10

◇かぎなど シーズン2
 ファンサービスのショートアニメ。最初で最後かもしれないKeyの集大成みたいなギャグ。本編のギャグより面白いのはこれ如何に。シーズン1から最終話でしっかりと脚本が作ってあり、必要のな要素は全て詰め込んでおいた。そういう雰囲気。各Key作品の復習にもなったし、BGMや名シーン、キャラクターといろいろと懐かしいなー思いながら軽く楽しめる。想像以上に内容は濃く良い感じの公式の悪ふざけが見られた。
7/10


◇パリピ孔明
 大本命の音楽アニメ。1話から、OPのインパクト、作画、音楽、孔明、と見る要素は盛りだくさんだったけど、それ故にストーリーが若干迷子になっているように感じた。せっかくの孔明要素も謎のラップバトルが始まって要素が増えすぎたように思う。この手の作品は、異世界転生してきた主人公が世界をシンプルな骨組みの方が良い。だから、困った英子を孔明の知恵で解決していくだけでも十分だったように思う。なにより音楽が主体であるので英子のシンプルなシンデレラストーリーで良かったと思う。全体の感想では、毎週楽しみだったし、英子がかわいかったし、音楽もしっかり作ってあって今後発売される楽曲にも目が離せない。出落ち感のある作品ではあるもののアニメ作品としてのレベルは高いように感じた。ニコ動全盛期だったらみんなでOP踊っていたのかなと思う。あの動き、踊るの超難しいからかなり面白くなったのでは。
7/10

◇RPG不動産
 アニメ化したきらら作品の中でも最悪の部類、今季ワーストアニメ。
キャラデザ、ストーリー、作画、音楽、世界観、脚本、全部だめ。
1話を見たら、かわいい女の子たちで異世界の面白い物件とユニークなお客さんとのほのぼのとした掛け合いがずっと続くのかなと思っていたら、謎のバトルが始まって最後にはヒロインがいったん死ぬという、きららではあるまじきストーリー。
 きららアニメとしては、声優さんの演技や声にも、キャラクターのデザインや属性にも全く魅力を感じない。声優さんたちの演技にもなんだか現場での戸惑いを感じてこっちまで恥ずかしくなるようで恐怖すら感じる。作者の好みなのかえらくドラゴン押しで、きららがやるべきことはとにかくかわいい女の子の日常なのに作者は何もわかっていない。
 序盤の面白物件が実はあの種族の住人にぴったりの家でした!でずっとやっていて欲しかったアニメ。きららアニメは見るのがしんどいとは言われるが本当にここまでしんどかったのは初めて。
1/10

◇盾の勇者の成り上がり シーズン2
 盾の勇者第二期。今回のストーリーはえらく悠長に長々と展開した。なろう系のファスト小説としては間が長すぎて、追うのがやや退屈に感じる。ある意味ちょっと古いタイプのアニメではある。細かく見るとそれぞれのキャラクターの成長だったり、信頼関係が徐々に築かれているのがわかるけれど、バトルシーンがどうにもワンパターン。2期を作るにしてはやや薄味な感じがした。
5/10


◇古見さんは、コミュ症です。
 分割二期の後半部。1話では違和感しかなかった古見さんも、この世界ではバラエティ豊かなキャラクターの一つでしかなく、特にそれが変だとかおかしいとかそういうものではなかった。個性が強すぎるが故に、この作品は学校という枠の中をうまく表現しているしある意味でちびまる子ちゃん的な風合いも感じる。昔学校であんな奴がいたなと思うし、そんなことがあったなとしみじみ感じる懐かしいアニメ。この変な世界こそが私たちの日常であり世界であった。世界とはそんなに平坦で中庸なものではなくもっと色とりどりに多様性が展開されていると思う。その中で、誰しもが特別であり誰しもがオンリーワンである。一見相性の悪そうなキャラの組み合わせ出さえも本当は新しい扉を開くための試練だ。だからこそこの作品普通の学校生活を送っているだけで、ものすごく沢山の科学反応が起きて見ていて飽きない。1期2期の主題歌もとてもよくできていて久々に良い作品に出会えたと思う。
9/10

◇処刑少女の生きる道
 久々のなろうではないライトノベル作品。ストーリーのギミックは使い古された感じのものだったけど、何もないよりずっとマシかなと思う。ただみんなこういう作品になれすぎてしまっていて興味が薄れているような雰囲気は感じる。蓋を開ければこの作品禁書目録のような普通の異能バトルアニメでした。キャラの魅力とすこしひねったストーリーさえあればまだ十分に少し前のライトノベルも生かせるのではと感じる。
 この手のラノベ特有のそれは、とにかく、アニメ化すると作画コストが高すぎる点だ。予算が少ないのか活字コンテンツ映像かの限界なのかとにかく戦闘シーンだったりに違和感を感じることが多い。全体的に平均的な作品ではなかろうか。
6/10

◇阿波連さんははかれない
 ほのぼの系カップルアニメ。教室の隅でイチャコラするだけの作品ではあるが、好みは分かれても、なんとなく見る分にはこれ以上の安心感はないと思う。この手の作品はとにかくギャグが滑ってて許される雰囲気ではあるけど、ギャグもそこそこ面白かったように思う。原作ファンなら特に映像化された阿波連さんにニヤニヤするレベル。1クールも見るだけでこの弩弓アスペのヒロインにもなんだか愛着がわいてくるから不思議だ。2期があったら是非みたい。キャスティングもかなりうまくいっていると感じた。
7/10

◇恋は世界征服のあとで
ゆかりんとオーイシマサヨシのOPから始めるハチャメチャラブコメディ。突っ込みどころしかないこの世界観で、ドキドキ感のある恋愛模様が描けているのが逆に不思議なくらいだけど、高校生らしい初々しさを感じた。この世界は本当にどうなっているのか疑問しかないのだけど、デス美さんがしっかりかわいかったのでよし。意外に二次創作が盛り上がりそうな雰囲気もあったような気がする。
7/10

◇デート・ア・ライブIV
 謎の巨大コンテンツデートアライブなんと第4期。ここまでくるとキャラが非常に多くなっているが、やっていることは1期変わらないところが逆に凄いしだからこその人気だと思う。しかしながらキャラが多すぎて話をうまくまとめるのは非常に難しくなっているように思う。また新しいキャラはもうネタ切れかなと思いつつもしっかり新しい属性のキャラが出てくるのでこのコンテンツ無限かもしれない。とりあえずキャラデザがよくて施釉さんいっぱい出てきて楽しいアニメみたいな、IQを大分下げてみるとちょうど良い。
 次もまたあるらしいので1期のナレーションを復活させて欲しいと思う。そこだけ。
6/10

◇くノ一ツバキの胸の内
 デコアニメ。この作者とにかくストーリーを作るのが苦手なのかなと感じていたがそんなことはなかった。やや単調である感じは否めないけど、ドキドキさせるようなギミックはしっかり仕込んであって、女子だけの作品でも意外に物語は膨らんだ。例えるなら女の子しかいない忍たま乱太郎で、先生同級生下級生と、作者のキャラ作りのわくわく感が伝わってくるようだ。ストーリー以外では、EDがかなりこだわって造ってあり、楽しめる要素が案外多い。
5/10

◇可愛いだけじゃない式守さん
 ジェンダーフリー感ある今風のアニメ。ただ和泉君があまりにも女々しくてどう見たら良いのかよくわからない作品。実はこの作品の男女比、女子が多いのではと感じる。結構ニッチなラインを客層にしている雰囲気でアニメ化のハードルはちょっと高かったように思う
 目の採光やぼかしなど無駄な作画カロリーがかかっており、へんな拘りで特別回が2回挟まりとてももったいない。いらない作画に力を入れるよりも簡略化してアニメーターの給料上げた方がまし。
 可愛いだけじゃない式守さんの傍らにいる、和泉君は、不幸なだけの和泉君で、式守さんの和泉君への特別な想いみたいなのがもっと丁寧にあっても良かったと思う。特に受験の過去シーンなど、意味がありそうでただの回想に終わってしまっていてもったいないと感じる。このアニメで最も強く感心したのが、和泉君の中の人、男キャラでそこまで可愛いか弱い感がそこまでだせるんだなと。違和感が勝ちつつもまあまあ新鮮なアニメではあったっと想う。
5/10


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