2023年1月16日月曜日

2022年 全話見たアニメの感想 夏終了 07-09月



◇神クズ☆アイドル
◇金装のヴェルメイユ
◇異世界迷宮でハーレムを
◇それでも歩は寄せてくる
◇リコリス・リコイル
◇サマータイムレンダ
◇異世界薬局
◇メイドインアビス 烈日の黄金郷
◇よふかしのうた
◇カッコウの許嫁
◇シャインポスト
◇異世界おじさん


◇神クズ☆アイドル
 女性向けなのか男性向けなのか混乱しそうなアニメ。アイドルものとしては新しい着眼点かなと思う。3DCGがかなり安っぽくてそこだけ残念ではあるけれど、最近の作品の中では、ストーリーアイディアはとても高く評価できる。キャラが増えず、それでもストーリーが着々と進んでいくところが非常に見やすい。1話で離脱した人は多そうなので3話まで見てほしいアニメ。
6/10

◇金装のヴェルメイユ
 久々の王道ラノベアニメ。ちょっと懐かしい雰囲気に安心感とすこしの退屈さ。最近の流行を少し入れつつもオーソドックスなラノベ展開のアニメでした。やっぱりそうなるよね的なバトル展開もまあお約束だと納得。
 キャラクターについては、使い魔のヴェルメイユさんよりもピンクの使い方がこの作品の肝ではないかと思う。戦闘シーンはどうやってもワンパターンになるので、ちょっとくだらない日常シーンをどう書くかがこの手のラノベ作品の質を左右しているのではないかなと思う。そういう意味ではピンクの存在が大分トリッキーで良かったけれど、後半どんどん出番が減っていったのが惜しい。
5/10


◇異世界迷宮でハーレムを
 問題作。とりあえず売れれば何でもありという雰囲気を感じるも、作画やキャスティングはしっかりやっている感じは伝わった。エロを前面に出して売ってはいるけれどちゃんと異世界迷宮は攻略している謎のアニメ。見せ場の作画は相当頑張っているけど、OVAとかFANZAで売った方が良いレベル。ゆるゆり声優のみかしーと気づくまで5話。しかしながら、ここまでやっても大きな話題にならないのはなんだか時代を感じる。
4/10


◇それでも歩は寄せてくる
 高木さん作者の、部活ラブコメ。もう完全にいつものパターンではあるけれど、なんとなく見るにはちょうど良い日常系アニメ。高木さんと比べると、無理な展開はあまりなく、コメディではあるけれど、カップル系作品としては上出来。この手の作品としては珍しく将棋をある程度は挟んできているのも良い。1クールに一本くらいならこの手の作品があってもいいかなと思わせる。
6/10


◇リコリス・リコイル
 アニプレックスの萌えアニメ。今や萌えアニメなんて言わないけれど、これは確かにいにしえの萌えアニメを感じた。ちょっとかっこいいシリアスな世界観もストーリーも全体を通してみれば、とりあえずキャラが可愛かったという感想に収束する、そういうアニメ。
 AKBの衣装デザイナーがキャラの衣装を実際にデザインしていたのはコロンブスの卵的で、アニメや漫画の衣装はどうしてもありきたりであったり、少しばかりダサくなりがちなのだけど、衣装デザイナーが入ることで、作画的にもオタク目線でも完璧に近い可愛いものができあがった。とにかくこのアニメデザインが優秀なのである。衣装が実際のAKBの衣装と同じようなデザインがされているので、作画が破綻せず、説得力だったり実在感は非常に強く、萌えの要素としてはかなり強力ではないかと思う。また今後のコンテンツ展開としても3DCGからフィギュアからコスプレまで非常に作りやすいのもポイントかなと思う。
7/10


◇サマータイムレンダ
 今や珍しい連続2クールの作品。序盤中盤終盤と物語の様子が展開していって、1話を見たときに求めていたそれと違うのかなと思いつつ見ているも、終盤はかなりうまくまとまっていたように思う。特にラスボスを倒した後のエピローグを入れたのは、この作品のしんどさが大分緩和されて安心して最後を迎えることができた。全体としては、面白さよりも気持ち悪さの方が強かったように思う。ホラーの気持ち悪さももちろん、SEが過激になっていて、耳が痛いなと思いつつ見ていたシーンもいくつかあった。 良くも悪くも真夏の悪夢から覚めた朝みたいな作品であった。それはまるで主人公が船ではっと起きた時みたいに。
5/10


◇異世界薬局
 NHKアニメみたいな安心して見られるなろうアニメ。お手頃感とわかりやすさと、嫌なシーンがないことが、なろうアニメでありつつも良作に仕上がっていた。いつものチート系ではあるけれど、変なギミックは仕込まず昔話みたいなストレートなわかりやすさ、キャラの魅力があってなろう作品も完全にオワコンではないようだ。EDの白雨は初めて聞くアーティストだったけれど、この作品の正義感と少しの逆境に向かっていくような小さな勇気をくれる曲。豊崎愛生のショタキャラは演じ切れていない買ったけどなぜだか作風には合っていたようなので、なんだかわからないけれど、今期で一番楽しめた気がする。
8/10


◇メイドインアビス 烈日の黄金郷
 いろいろな意味で問題作。一度劇場版を挟んでのアビス待望の二期。画面は狂気であふれているのになぜか美しさを感じる世界観の説得力、ちょっとグロさもこの作品の重要な要素でノイズがない。つくし卿のストーリー構成力とキャラクターデザイン、アニメとしての質の高さが合わさった傑作。演出でも音響でも制作スタッフの拘り以上の愛が伝わってくる素晴らしいでき。物語のスケールは序盤からずっと大きくなっていてもしっかりとまとめて次へつなげていく構成力に驚くばかり。本当に劇場版以上のクオリティで毎週見られた満足感の高い作品。
 あとはつくし卿がこの作品をちゃんと完結させてくれることを祈るのみ。
9/10


◇よふかしのうた
 今求められているアニメってこういう作品なんじゃないかなと思う。前半と後半でちょっと違うアニメになっていたように思うけれど、連載の都合上仕方ないのかなと感じる。バチバチのバトル展開はあまり必要ないかなと思う。00年代によくあった電波系のアニメがこの頃なく、アニメでも意味のない時間を過ごすべきではないかなと思う。吸血鬼がいるのはともかく普通に空を飛んでいたり、バトルが始まったりしていても、ベースは夜の町を散歩しているだけの静かなアニメ。ストーリーが静かだからこそ、主人公だったりヒロインの心情だったりがわかりやすい。それは真っ暗な真夜中に眺める星空みたいに何もないからこそ見えるものがある。
  ヒロインは中身がおっさんの女の子だけどそれでいい。それが良い。中学生だった頃に見ていたら変な黒歴史になるくらいには、はまれるアニメかなと思う。音楽にクリーピーナッツを起用したのも、作品の立ち位置をよく理解しているようで好感が持てる。DJ松永さんはこの頃テレビでよく見るけれどクリーピーナッツの人だと気づくまで5話。
9/10

◇カッコウの許嫁
 少年マガジンって本当に今やばいんだなと感じさせるなにかおかしいアニメ。作画、キャラデザ、音楽、キャスト、ストーリー、設定、どこを見てもかなり微妙なできなのはなぜなのだろう?とにかくヒロインにも主人公にも魅力が薄くてその上で声優のセレクトがとりあえず人気のある人を抜擢するだけで、運営陣のおまえらの好きな声優出てるぞ!感が寒い。
 マガジンのラブコメがこの頃粗造されているなろうアニメよりも酷いのはなぜなのか?全ての要素で平均点以下を取るのは逆に難しくないか?なによりこれだけ引っ張って謎がなにも解決していないのはホラーかと思った。ある意味サマーレンダリングより気持ち悪い終わり方をした。
3/10


0 件のコメント:

コメントを投稿