2023年1月16日月曜日

2022年 全話見たアニメの感想 秋終了 09-12月

 

アキバ冥途戦争

おしながき

◇転生したら剣でした
◇新米錬金術師の店舗経営
◇アキバ冥途戦争
◇ぼっち・ざ・ろっく!
◇4人はそれぞれウソをつく
◇虫かぶり姫
◇勇者パーティーを追放されたビーストテイマー、最強種の猫耳少女と出会う
◇チェンソーマン
◇恋愛フロップス
◇SPY×FAMILY
◇ヤマノススメ Next Summit


◇転生したら剣でした
 テンプレなろう作品の中ではまあまあ見られる方。転生者が剣だったために実質ヒロインのフランちゃんが主人公をやっていた。フランちゃんの冒険と成長の物語でした。
 二期を作れるように最終話を作ったけど実際やるかは売り上げ次第みたいな終わり方。
4/10

◇新米錬金術師の店舗経営
 最近のなろうトレンドを取り入れたアトリエ作品。なろうテイストでありつつもキャラの雰囲気はしっかりアトリエのカラーが感じられる。テンプレ展開しかないのだけど大きな破綻がなく安心してぼけーっと見られる良策にはなっていたと思う。雰囲気的には古い日朝のアニメ。
6/10

◇アキバ冥途戦争
 PAWorks異色の、ブラックジョーク全開のお仕事アニメ。お仕事アニメを得意としているPAがヤクザの抗争から平和が訪れるまでの架空の秋葉原を1クールで描く。物語の流れとしては割と王道路線で最終的な着地点には意外性は無かったけれど、細かなストーリーでは盛り上がる箇所がいくつもあり、総合的な満足感はかなり高い。THEアキバの電波ソングのOPとその映像のインパクトも、アキバをウラで統括するメイドという存在の面白さ。主人公メイドのなごみを演じた近藤玲奈の演技が特出すべきレベルの高さを感じた。萌え声だけしかない若手女性声優にはない、溺れそうなうめき声だったり最終話の笑いながら泣くような非常に難しい感情表現がこの物語が完全なおふざけフィクションであることを忘れさせてくれる。キャラは多くともしっかりなじむデザインと存在感、毎回どこかで血が流れるこの作品では、キャラに命をしっかりと吹き込んでおくことがストーリーの重さ面白さを引き立ててくれた。ナイフや拳銃をサイリウムに見立てる演出、濃厚な広島弁など、繰り返しみたいシーンは多い。メイドカフェのケチャップと人の血が同じ色に設定されていたのはこの世界の平和と地獄の対比だったのだろうか?
9/10

◇ぼっち・ざ・ろっく!
 令和のガールズ青春ロックバンドアニメ。きらら主人公とは思えないキャラの崩し方、サイケな演出、全体の作画力の高さ、日常系とは思えない心の躍動感があった。久々のちゃんときける音楽アニメにハイレゾ配信を心待ちにしたのはずいぶんと久々だと感じた。
 きらら系のコミュ障系キャラは数多くあれど、主人公の後藤ひとりほど、アニメ的にもストーリー的にもいい感じにぼっちを描いた作品はそうそう多くない。バンドもの特有の楽器ごとのキャラ付けもあって非常に見やすい上に親しみやすい。なにより演奏シーンへの力の入れようそしてそれ以上にひとりの心理描写の面白さ、楽曲の良さ。友達が一人増えたような喜びを感じた1クール。
8/10

◇4人はそれぞれウソをつく
 この頃では希少なギャグ漫画作品。ちょうどいい温度感。作画とキャラデザが一昔前の雰囲気で安っぽいがこれもあじか。世界がとりあえず4人で回っているのもとても見やすくていい。またキャラ設定がくっきりはっきりとわかりやすく笑えないでものんびり見られる作品。ギャグ作品なので多少の矛盾も気にしなくていいが、リッカ大佐だけはちょっとグロ成分入れすぎかなと感じた。声優ラジオっぽい雰囲気もたまに感じる。
5/10


◇虫かぶり姫
 1クールずっと二人の世界、徐々に距離を詰めていく様子にドキドキするアニメ。
読書好きな主人公が街の困りごとを解決していくなろうてき作品かなと思ったら、この頃では珍しい普通の少女漫画でした。超繊細なエリアーナが恋に翻弄される様子をそっと見守るやさしい作品。
6/10

◇勇者パーティーを追放されたビーストテイマー、最強種の猫耳少女と出会う
 今流行の追放主人公系なろう作品。ぴったりテンプレートそのままの展開にもはや何の違和感も感じなくなったこの頃だけど、とりあえずキャラが可愛かっただけで1クール見る。
 全てはタイトル通りのアニメで何の説明も必要ない。
4/10

◇チェンソーマン
 今時のアニメを考えさせられる1クール。あっさりとしたバトルシーン、こった演出、過剰なED。ジャンプアニメとしては今までに無いワクワク感とグロさそして感情表現。アニメの演出だけでは無く、ストーリーも令和のアニメを感じる。どことなくエヴァンゲリオンのような雰囲気を感じ取るが現代風にしっかりとアレンジされているように思う。
 この作品、とにかくデンジ君の感情を様々な角度から描いていくような演出やストーリー展開がある。ぱっとしなかった1話から話が進めば進むほどにキャラの魅力が増していった。台詞だったりキャラ設定がまあまあ癖になる感じの作品。
8/10

◇恋愛フロップス
 トリッキーな面白い話を作ろうとして大滑りしてしまった作品。前半3話くらいの雰囲気でただ普通のハーレムアニメで全く問題なかったように思う。その後の展開はやればやるほどに蛇足だったように思う。こったギミック搭載するにも、こういった考察を深めながら何度も見る必要があるようなアニメはもう時代にそぐわないのかなと感じる。
 結局なにがやりたかったのかいまいちわからない作品。
3/10


◇SPY×FAMILY
 分割の第二クール目。第一クールと比べると失速を感じるが、これはおそらくジャンプ特有の毎回どこかでむりやりつかみ所を入れなければいけない雰囲気が話のどこかでねじ込んでるなと感じてしまう。そもそも真面目なスパイものではなく、ギャグ9割の作品ではあるけど、おしゃれインテリ感との共存がなんとも難しい。割とキャラのかわいさだったり音楽だったり雰囲気を楽しむタイプの作品だったかもしれない。
5/10

◇ヤマノススメ Next Summit
 5分アニメからスタートしたヤマノススメが第四期とは。今期は、作画と背景が今までに無い熱感があり、もはや実写にしか見えない背景と、ディテールを意識したキャラの動きがこれまでの同じ作品を見ているとは思えない雰囲気だった。前半部はこれまでの焼き直しではあったけれど、あの富士山リベンジにつながるいい架け橋だったと思う。この作品の謎の愛されっぷりと、ひなたあおいの濃厚百合に、もうお腹いっぱい。
 この作品とにかくいろいろと濃厚すぎる。趣味系アニメとしてはこれ以上にうまく作れそうにないほどに、作り込まれていた。
9/10


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