2020年10月5日月曜日

2020年 秋終了アニメ 全話見た感想

 


おしながき
◇ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld
◇フルーツバスケット 2nd season 
◇デカダンス
◇やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。完
◇とある科学の超電磁砲T
◇ピーター・グリルと賢者の時間
◇魔王学院の不適合者
◇彼女、お借りします
◇ド級編隊エグゼロス
◇モンスター娘のお医者さん

◇ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld
 超大作と言われたSAOの長編シリーズの一角。4クールに渡って丁寧に作り込んだ本作、
とにかく、間延びしていて同じような戦闘や展開が何度も繰り返しあり非常に退屈。
これでもアニメ用に節々を端折って圧縮してあるのだというのだから原作が一体どうなっているのか逆に気になってしまった。
 何にしてもSAOという作品がもうすでにかなり古いタイプの作品になっていることが感じられた。そもそもネトゲーという文化が消滅している現在では、なかなか普通にVRMMORPGを楽しむというのが通用しないのかも知れない。それでも、世界観とキャラクターの魅力だけは今でも十分に感じられる。
 とりあえずこの物語、キリトとユージオとアリスの三人の物語だった。ユージオの存在はいつも近くで見守り助けてくれる守護霊的な存在で悪くないけど、物語の構成上いかせんくどかった気がする。
 SAOに求められているのはとにかく普通にネトゲで俺TUEEEEではないかと思う。
5/10

◇フルーツバスケット 2nd season 
 フルーツバスケットという作品が分かり始めた2ndシーズン。
本編以上にOPEDが印象深くなってきた第二シーズン。作品への理解が深まる度にこのアニメに関わる人の想いがより強く感じられるような気がする。
 闇を抱える獣付きの人達に目をそらしたくなるような展開にも、本田透の意志の強さと純粋さでなんとかこの作品を受け入れられる。
 非常にコントラストの強い陰と陽の作品、こんなに苦しむシナリオは現代では受け入れられない感じがした。
 1作目のフルーツバスケットでは描けなかった物語の終わりへ向けて、第三期への期待が高まる。
7/10

◇デカダンス
 久々のちゃんとした異世界でのオリジナルアニメ。
キャラ、世界観がちゃんと作り込まれていてアニメの利点を最大限生かした作品。
最初に見た敵モブの安っぽい作りも本編を見たら納得できるデザインされた敵だった。
 おっさんキャラのかっこよさと純粋無垢なヒロインが世界を救う割と王道ストーリーでした。

◇やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。完
 俺ガイル第三期。続きは原作でではなくアニメでキッチリ終わりまで見せてくれたことと、映画よりも地上波のアニメを優先してくれたこと。最近のマンガでもラノベでも映画や原作読んでくださいENDになることが多い中、非常に好感。
 俺ガイルの魅力と言えばEDであるけど、今回はバージョン違いのそれぞれのヴァラードを用意。クォリティ以上に、歌詞や歌い方だったりにこの作品の全てが詰まっていると言っても過言ではない。
 終わらせる為の第三期と言うことで大きく盛り上がったり話題になったりはしないものの3クール使って着実にこの物語が収めてくれたことがありがたいような寂しいような。
 第二期を適当に見過ぎていたのと第一期の内容がいまいち思い出せないのでこれを機に第一期の1話から通しで見るのも良いのかも知れない。
 アニメ史上最もめんどくさい告白シーン。これまでの長い道のりの全てがそこへ繋がっているのだと思うと、本当にめんどくさい名シーン。
 納得の人気作であり、これぞライトノベル。
8/10

◇とある科学の超電磁砲T
 コロナに負けず最期まで作ってくれたスタッフにまず感謝。
今でも原作は続いているのにいまいちぱっとしない禁書目録からは考えられないほど、人気を保ち続けアニメも毎回成功する超電磁砲はラノベアニメ不朽の名作だろう。
 キャスティングや作画の安定感とハズレのないストーリー。コロナがなければもっと盛り上がっていたと思うと非常に惜しい。
 絵柄に若干の古さを感じつつもスタンダードな作品であることは間違いない。
 今回も安定のOPだったけれど音質はどうやらすこしマシになっているようである。

◇ピーター・グリルと賢者の時間
 1話で想像したよりワンパターンな上に途中で終わってしまった感じ。
それでも低予算なりにアニメーションは工夫されていて、良く出来ていたと思う。
しかしこの作品2期3期とだらだら続いていくタイプの作品なんだろうか。
できることなら、この設定をいかしてきれいに畳むところまでやってほしい。
3/10

◇魔王学院の不適合者
 お兄様の上位互換アニメ。このジャンル実はまだ面白く作れると感じた実験的作品。
ラノベ界のてーきゅうみたいな、サクサク進む展開の気持ちよさが最大の売り。
 毎回スカッと気持ちよく流れていくような脚本は、見せ方がとてもうまいし、ギャグに昇華しているともとれるバトルには、この手のアニメは理屈とかよりもとにかく勢いが一番大事なんだと感じた。
 1話見たとき、またこの手のアニメかと思って切らなくて良かった。
6/10

◇彼女、お借りします
 この主人公クズ過ぎる。ラブコメ主人公の中でも1位2位を争いそうな優柔不断さ。
ただこの作品のヒロインはとにかく可愛い。物語は途中で終わり、ドラマの宣伝と、計画分割二期だったぽい。
 2期はおそらく見ないとして、この手のラブコメは主人公はもちろんどのヒロインもどこか壊れているのが、見ていてちょっと苦しいかなと思う。登場人物がみんなまともだったらストーリーが動いていかないのだけど、それでもやっぱりなんだかフィクションの不自然さを強く感じて馴染めない。
 真剣に考えてみるような作品ではないとして、ラブコメ好きな人とそうで無い人の差を感じる一作。
5/10

◇ド級編隊エグゼロス
 1話がドキドキのピーク。もっと小学生の頃のエピソードが欲しかった。
敵のデザインが虫モチーフで、なんとなく不快感が強くて集中できない。
 どうも後半キャラが増えてからがこの作品が盛り上がるところらしいけど地上波アニメでは限界があると感じる。
 やっぱりどうしてもというならば、OVAが良いんじゃないかと思う。
6/10

◇モンスター娘のお医者さん
 何を見せたかったのかいまいち分からないアニメ。
需要のないモンスターの触診に走るなら、普通に色々な種族を診るやさしいお医者さんで良かった。診察、異世界、モンスター娘と要素が渋滞しており、カオスの先に需要がなくなってしまった感じがする。
 変なエロ要素を抜いたら夏目友人帳のような小さな感動ができるハートフルないい話が沢山作れた気がする。
 余計なトッピングで、作者の意図が行方不明になった、もっとシンプルに作ればいいのにと、なんだかもったいない感じがしたアニメ。
3/10


0 件のコメント:

コメントを投稿