2024年10月1日火曜日

2024年 全話見たアニメの感想 夏終了 07-09月

 

©2024 杉浦次郎/KADOKAWA/製作委員会は感情がない

◇僕の妻は感情がない
◇時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん
◇俺は全てを【パリイ】する 〜逆勘違いの世界最強は冒険者になりたい〜
◇義妹生活
◇女神のカフェテラス 第二期
◇狼と香辛料 リメイク
◇真夜中ぱんチ
◇かつて魔法少女と悪は敵対していた。
◇恋は双子で割り切れない
◇天穂のサクナヒメ
◇逃げ上手の若君
◇杖と剣のウィストリア
◇【推しの子】 第二クール


◇僕の妻は感情がない
 だいぶぬるめのSF。独特の世界観とシュールさが癖になる。令和のちょびっツ。主人公の挙動がいちいちおかしいのに、ロボットのみーなももっとおかしい。なによりこれだけ文明が発達した世界でなぜ男一人ボロアパートに住んでいるのだろうと。突っ込みどころしかない作品ではあるけれど、なぜかまた見たくなる魅力がある。見守りロボットのマモルも最後には愛らしく感じてしまった。1クールではこの作品の要までは行きつかなかったのが残念。またミーナちゃんに会いたい。
9/10

◇時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん
 1話がピーク。生徒会の話になってから失速。変にストーリを作らず異国のロシア人の同級生との日常を描くだけでよかったと感じる。アニメの企画が上がったのはロシア侵攻前だと思うけど、いろいろついていない。しかしながら、ロシア語専門声優上坂すみれが過去一輝いていた作品でもある。カバー曲であるとしてもEDも毎回異なる楽曲が用意されていた。声があっていないとか演技力が微妙とかあるけれど、結局異国の魅力、ソ連以前からのロシアの面白さみたいなものはずっと不変であると感じた。
7/10

◇俺は全てを【パリイ】する 〜逆勘違いの世界最強は冒険者になりたい〜
 つかみの面白さは平均点以上。その後の展開はいつものなろう作品。ただ、1話での伏線が最終話で回収されていて1クール見てよかったと思えた。1つのアイディアだけで話を伸ばして言った感じではあるけれど、それ以上に主人公が天然でズレているせいかそこまで繁多しているように見えなかった。
5/10

◇義妹生活
 この頃のアニメでは珍しく、非常にゆっくりと展開していく恋愛アニメ。1クールかけてようやくここまで行ったか、と思うスピード感。

◇女神のカフェテラス 第二期
 はっちゃけた2クール目。それぞれのキャラがわかってきて話がうまく回ってきたかなと思ったら、下ネタ連発。全体的なストーリーのまとまり感としては、どうしても思い付きで作った話が出てきている感が否めない。また主人公の東大卒設定が全く生かされていないように思う。それでもとりあえず、ファミリアの女の子たちは可愛かったしOPEDもよくできていたと思う。OPのちかちか演出は賛否ありそうだけどギリギリを攻めたのは伝わった。
6/10

◇狼と香辛料 リメイク
 懐かしの狼と香辛料。当時は話がややこしくて眠くて途中で切ってしまったけどリメイクということで1クールは視聴。序盤はひたすら懐かしさに浸りつつそんな話もあったなと首を縦に振ってみているも、中盤に入ると作画の怪しさだったり、ストーリーやキャラに感じる一昔前の雰囲気にもういいかなと思い始めるのでした。当時わっちもロレンスも人気キャラだった気がするけど今見たらそこまで魅力を感じなかった。音楽に関してもリスペクトは感じるけれどあまりピンとこず。これがリメイク。これが時代の流れ。
5/10

◇真夜中ぱんチ
 Youtubeを題材の作品。ヴァンパイアを設定に盛り込んだのはいいとして、この頃のこの手の作品は、どれも山場を炎上に持っていくのがいけ好かない。現代人の最も身近な恐怖が、SNSでの炎上になったという時代の変化はあるだろうけれど、どれもワンパターンに感じてしまう。なにより、Youtubeをやっている身なので、製作者側のYoutuberへの解像度の低さが気になるし、もっとYoutubeのあるあるを盛り込んでもよかったのではと感じる。
4/10

◇かつて魔法少女と悪は敵対していた。
 ちょうどいい15分作品。久しぶりの中原麻衣を楽しむアニメ。大御所声優をヒロインにするのは難しくてもショートアニメならまだ普通に使える。ずっと同じような展開が続いていた気がするけれれど、フル尺ではないのであまり気にならない。OPが意外に良い。
6/10

◇恋は双子で割り切れない

◇天穂のサクナヒメ
 大ヒットゲームサクナヒメのアニメ化。この作品、田植えがメインコンテンツと思いきや、主人公の成長と鬼退治がメインストーリーでした。もっと和やかに、コメ作りへの熱い想いみたいなものが見たかった気がする。以外にあっけなく稲作が終わってしまった肩透かしを食らってしまった。アニメだけ見ていると、コメ作りのパートってもしかしてミニゲームだったの?と感じてしまった。ただ、サントラとEDの出来は今季一だったかもしれない。
6/10

◇逃げ上手の若君
 ポップ大河アニメ。ジャンプ色の強さにいつもの拒否反応はでながらもキャラの面白さ可愛さは今季一。やや盛りすぎなキャラ設定もあるけれどここはジャンプ原作。若君が可愛いだけで1クール見られた。血しぶきが以上に色鮮やかだったり特殊効果が多用されていて現代アート的な作品に感じた。 
6/10


◇杖と剣のウィストリア
 今や少数派の本格ファンタジー。設定は割とありきたりでありつつも、キャラクターの見せ場を丁寧に作っていた印象。魔法使い物はどうやってもハリポタ風味になってしまうけどこれは、デスバトルが全部バトロワみたいに見えるのと同じだろうか。以外にもキャラが可愛い。アニメとしても音響だったり作画だったり丁寧に作ってあって好印象。
7/10


◇【推しの子】 第二クール
 話題作。問題の中盤。どうしても中だるみする舞台編ではまたもや現実とリンクして大炎上しかける。現実世界のあるあるを少し過激にしても現実に追いつかれる昨今の世界の荒れ具合が気になる。漫画家のアビ子先生にしても記号化されたキャラのディテールがどこか生々しく原作者の人間観察力が図れる。終盤になると物語は核心の第三クールへうまくつながった。祠への誘導がやや強引な気がするが、久々にアニメでゾッとした。
7/10


0 件のコメント:

コメントを投稿