2018年7月3日火曜日

2018年 春 終了アニメ 全話感想 総レビュー

ウマ娘 プリティーダービー#13

■おしながき
■ショート
◇お前はまだグンマを知らない

■1クール
◇ウマ娘 プリティーダービー
◇ヲタクに恋は難しい
◇こみっくがーるず
◇魔法少女サイト
◇ヒナまつり
◇ひそねとまそたん
◇メガロボクス

■2クール 分割二期 シリーズ
◇あまんちゅ!あどばんす
◇ゴールデンカムイ
◇ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン




◇ダーリン・イン・ザ・フランキス
※最終回まで待機

◇メガロボクス
 あしたのジョー50周年記念リモデル作品。
大元の原作は不朽の名作だけあって少しの改造で見応えある新しい作品へに仕上がった。
 作画は鉛筆で大胆に線を引いて絵の具で塗ったような荒い画面使いと、血と汗がしぶきとなって激しく飛び散る熱気や臭いをも感じ取れそうな生々しさが懐かしくも漫画かアニメを見ているようで舞台の近未来と相まって良い味が出ていたと思う。
 近未来SF要素を盛り込んだメガロボクスという新しい要素も最後には結局素手で戦う熱い展開。
 なにより少年誌にある超王道の展開にはやはり人を熱くさせる何かがある。
これには最新鋭の機器を扱う白都コンツェルンと地下で生臭い戦いをしてきたジョーたちチーム番外地という二つの対照的な存在から、
現代人の機械に囲まれた文明的な生活を揶揄するようなメッセージが感じ取れた。
 全体的に早足であったが最終回はちょっとスッキリ終わりすぎた印象で、あしたのジョーにあったあの伝説の一コマ最終ページの余韻が再現できていればと感じた。
7/10

◇ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン
 理想の自分とはなにかを1クールに渡ってガンゲイルオンラインを舞台に描いた。
SAOのフルダイブゲームシステムはもう馴染み深い物となってきたが
それ故に、操作している生身の人間と、ゲーム内のアバターとの意外な不一致や
ゲーム内環境だからこその設定は沢山盛り込まれてはいたけれどどうにも
それもこれも、初期のSAOでやり尽くしている感が否めず、全体的に何か物足りない印象で一つ一つのギミックが弱い感じがした。
 さらに、SAOのキャラとしての魅力があまり感じられず全体的に小粒な印象を受けた。
 1クールという枠内での小さな一人の少女のゲーム物語そう考えれば妥当な気もするけれど、OVAで小さく丸め込めそうなほどに、ああゲームをしていたなという印象だけだ。
 SAOの対象とする層がすこし下げられているようなそんな気がした
しかし、現実世界に今あるゲーム以上の何かにはならなかったような気がしている。
サバゲーは何となくやってみたい。フルダイブゲームならなおのことだ。
 理想の自分は他人が描く物ではなく自分で作り出す物だと。
5/10

◇ひそねとまそたん
 ボンズ×岡田麿里。メガロボクスとはまた違った意味合いでこれもまたアニメらしい。
架空の兵器”OTF”とそれを操縦するパイロット”Dパイ”の物語。
 全体を見た印象では、劇場版を感じさせる脚本、1クールでの起承転結としては割ときれいにまとまっていたと思う。
 すべてのキャラのデザインも性格もまたそのキャストも強い個性で世界観もとにかく独特の一言に尽きる。しかしみていてなぜかそんなにくどくなくNHKみたいなアニメだ。
主人公の甘粕ひそねは特殊な能力があるわけでも無く普通すぎる一人の少女だ。
 戦わせるのではなく心の葛藤のようなものをずっとやっていたと思う。
しかし作品としての盛り上がりは儀式にあって、そこへの兼ね合いがどうにもうまくコネクト出来なかったような気がする。
 世界観は良く出来ているだけに終盤のギミックがちょっと惜しかった。
マツリゴトが悪いと言うよりも、そのディテールがいまち描ききれていなかったと思う。
 地元や自衛隊、ヤクルトとのコラボや協力など一つのコンテンツになりそうでならないどうにも惜しい一作。
 EDの恋の家路もCDにしててしまうと非常に惜しい出来。これはもう1クールのアニメとしてそっと心の中にしまってしまおう。
7/10


◇お前はまだグンマを知らない
 タイトルオチの地域振興作品でした。
原作はずるずると続いていいる様子だけど題材のグンマ縛りでかなりきついようだ。
 ネタ枠のショート作品ではあるけれど、この頃の作品にしては作画のレベルが低いのが気になった。
4/10


◇ゴールデンカムイ
 ちょっと下品な教育テレビ。北海道のアイヌ文化を学べるカオスアニメ。
少年誌らしい、冒険のワクワク感と、いつになったら囚人が全員集まるんだという先行きの不安。終わらせるところでキッチリ話を回収出来るのがこの作品の生命がかかっていると思う。
 しかし、キャラが立っているのにしつこくない馴染みやすい感じまでうまく抑えてある。このあたりは少年誌らしい。
 思いの外低予算でのアニメ化だったらしいけれど、OPEDの出来は映像と音楽を併せて今期1だったと思う。
第二クール目は10月から。今から楽しみだ。
8/10

◇あまんちゅ!あどばんす
 最終回は文学的にきれいにまとまったあの”たまゆら”のよう。
第一期よりもダイビング要素が多くなったけれどその反面で日常回やカオス界も増えていてすこし薄味になってしまった感じがした。
 それでもこのあまんちゅの根幹部分である友情と青春そして出会いは、相変わらず深くゆらゆらと描き出していたと思う。
 学園祭だったりダイビングの試験だったり、みんなで楽しみ乗り越えた。
暗い海の中でたった一人だったらなにも面白くないだろうし、なにより恐ろしさやさび差ばかりを感じてしまうことだろう。
 なによりこの2クールで、あの恐がりなピカリが最後に夜の海へ泳ぎだそうと言うのだから、物語の中では1年も経たないうちに一回りも二回りも大きくなったと感じた。”ADVANCE”のタイトルにふさわしい成長っぷりだ。
 OPEDは坂本真綾が携わり、サントラはゴンチチという音楽アニメとしての一面もまたこのさくひんの面白さをより一層引き立てたと思う。
これから夏本番。ゴンチチのサントラを聴きながら、海へ行くとなにか思い出しそうな気がした。
7/10


◇ヒナまつり
 久々にヒットしたギャグアニメ。かわいさとカオスのちょうど良いバランス
ギャグ作品はそのマンガとアニメのメディアの差から面白くするのがとにかく難しいと感じさせるジャンルである。
 キャラクターに超能力や暴力団といった記号があるにもかかわらず本作は基本的に日常を描いている。
 こどもがバーテンダーをやっていたり、ホームレスをやっていたりと現実世界ではあり得ないことが次々と起こるのだけど
 視聴者の想像の範疇を超えない日常感だったり、超能力だったりが
この世界では、なんかあり得そうと思えるから設定の具合がちょうど良い。
 もう一つこの作品の肝は、同じ異世界人それぞれの境遇の対比感だろう。
主人公に拾われたヒナは都会のなんの不自由ない生活で拾い手のいなかったアンズはホームレスの元で貧しい生活を強いられることとなる。
 この対照的な境遇と性格の二人がいることでこの作品は飽きずに見られたのかも知れない。
 OPはDAYS of DASHを彷彿とさせる元気の良いナンバー良かったけれど、どうにもCDの音質はいまいちなようだ。
7/10


◇魔法少女サイト
 黒くて汚いものが集まったような作品。
同じグロでも同じ不幸でも、共感だったり目新しさだったりがあるのだけどこの魔法処女サイトに対しては、作画の画面もいまいちであるし、不幸の演出もどうも雑に感じた。
 なによりこの作品自体が過去の作品のオマージュ以下の寄せ集めのような作品でそれがより一層この作品のB級感を高めたと思う。
しかし、基本的に本作はグロと言うよりどちらかというとギャグよりなのかもしれない。
 過激な作品にはかならずその刺激の強さ故に一定の視聴者は付くけれどファンの拡大には至らないと思う。
 1クール何を見せられていたのか分からないしなにも解決していない。
もっとも、作品としてのトリックが想像の範囲内で新しさが全くない。
3/10

◇こみっくがーるず
 安定のきらら作品。日常系として、作画が良いのは一つのステータスだろう。
漫画家が、漫画家の日常を描くというもはや違反行為、いや反則行為(?)ではあるがもうすかっりそういうジャンルがあると言えるきがする今日この頃。
ごちうさのリゼみたいに、きらら作品にはどうして非日常的なキャラを差し込む癖があるのだろう?つばささんは憧れ系キャラとしての立ち位置は分かるけれど、実家の設定は過剰すぎる気がする。
 それよりも主人公のカオスちゃんがあまりにポンコツでキャラとしてもいまいち魅力が見いだせず、作品内でも周りのこゆめやるきに介護いやお世話されてしまう始末。
 きらら作品とはいっても、主人公があまりにもゆとり仕様すぎてなんだか、美少女を愛でるというきららの目的に達しなくなってきていると思う。
 しかし、美術部や漫画家といった日常系に、GAやひだまりなどの名作をちらちらと思い出してはすこし懐かしい気分になった。
 カオスちゃんは最後までヘロヘロだったけれど、なにより仲間が居るって素晴らしい!
5/10


◇ヲタクに恋は難しい
 割と女性向け恋愛カップリングアニメ。
pixiv発の連載漫画というのだから現代の娯楽コンテンツの進化を感じた。
 げんしけんから続くオタクあるあるなのだけど、ヲタクに恋は難しいではたったの10年足らずでキャラデザが見直されて、オタクそのものの社会的立場までもが現代風になっている。
 女子向けということで男子が細めで落ち着いた今風のイケメンだ。
難しいと言いつつもやはり恋したいのが人間という物、今も変わらず漫画で理想を追求するのはやはりオタクなのか、作品の奥に見え隠れするオタクの本性がなんとも哀しいのか面白いのか興味深い作品だ。
 なんといっても、タイトルに”オタク”では無く”ヲタク”を採用しているところからいろいろ言いたい。
 主人公のなるみの中の人はまたどこかで聴きたい声だ。
女性向けだけあってか柔らかめな発声にオタクっぽさと大人っぽさを感じさせる。
で、オタクの女の子の理想の恋はこんな感じで良いのか?そこが一番引っかかった。
5/10

◇ウマ娘 プリティーダービー
 ただの徒競走いえ、ウマ娘です。アニメスタートの問題のスマホゲー。
予想外の名作感。クソアニメの中では確実に良質なクソアニメ。
PAWorksであることもソシャゲーであることも忘れるくらいの良い出来栄え。
史実を忠実に再現していったアニメに駄作はないようだ。それをPAが作るのだからハズレはしないだろう。
 ソシャゲはやらないでも競馬場へ足を運んでも良いかなと思わせた。
 競馬の華やかさとアイドルの華やかさが融合したらこんな風になるのかと感心してしまった。
 なにより競馬ファンは競走馬をこんな風に特別な思い出見ていたと思うと競馬もそんなに悪くないと思わせる。
 レジェンドを集めてしまったが故に馬主の問題で薄い本が規制されているのがなんとも悔やまれる。
 90年代頃に活躍した伝説の競走馬が多く主演しており、ちょうどあのころ病床でも競馬新聞を片手に最後まで競馬が好きだった祖父の顔を思い出すようで、きっとあの頃賭けていた馬がサイレンススズカだったかと思うと目頭が熱くなる想いだ。
 あまりにタイミング良くスペシャルウィークが死んでしまったのがどうにも偶然とは思えない。
 知っていたようで全く知らなかった馬主って日本の特権階級だったんだというのがこのアニメの最大の収穫だったかも知れない。
 本当は4月にはじまっていたアプリがまだ頓挫しておりしっかりと熱を冷ましてから冷静にソシャゲをスルーできそうだ。

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