2015年10月1日木曜日

2015年 夏終了アニメ 完走レポート





「夏は夏らしく夏じみたことをしなくちゃいけないの!失った時間は決して取り戻すことはできないのよ!だから今やるの。たった一度きりの高一の夏休みに!!」

■ショートハーフ
おくさまが生徒会長! 
わかば*ガール

■第一期 1クール
乱歩奇譚 Game of Laplace
下ネタという概念が存在しない退屈な世界
城下町のダンデライオン
空戦魔導士候補生の教官
それが声優!
がっこうぐらし!
監獄学園 プリズンスクール
Charlotte 
実は私は
赤髪の白雪姫
オーバーロード

■シリーズ途中
境界のRINNE
デュラララ!!×2 転

■シリーズ 完結
WORKING!!!

■続編 第二期以降 2クールもの
のんのんびより りぴーと
俺物語!!


■脱落
干物妹!うまるちゃん
GOD EATER

■保留
ミス・モノクローム -The Animation- 2 
アイドルマスターシンデレラガールズ 2nd SEASON
To LOVEる-とらぶる-ダークネス 2nd 




おくさまが生徒会長! 
 原作は成人誌か!!開幕のゴムをばらまいていた所でおもしろエ○かと思ったら
最初から最後まで普通のエ○マンガ展開でした。時間的にもさっくりと気兼ねなく見られる普通のエ○アニメ。
ただしヨスガノソラは永遠に超えられない一線のようだ。
竹達彩奈のポジションはこれでもう確定なのだろうか…
6/10
おくさまが生徒会長! 下 [DVD]


◇わかば*ガール
 きんもざ作者のぶっ飛び方はどうにもアスペルガーのようで。
常識がなさ過ぎる主人公はある意味での介護系ヒロインだろう。
フルサイズでもいける感じがした長い8分アニメ。
わかばにあってきんもざにないものはないそんな気がした作品。
一番成長したのは主人公たちではなく作者のような気がしてならない。
5/10
わかば*ガール 第2巻(初回限定版)(イベント優先販売抽選申込券封入) [Blu-ray]



◇下ネタという概念が存在しない退屈な世界
中学生的な下品さ。これが今時のライトノベル。珍しく全話通してタイトル通りの正直な作品。
規制が多すぎて何を言っているのか分からないシーンがしばしば見られたけど今の時代じゃまあしかたない。
 物語としてはもう少しスケール展開が大きければよかったかなと。終始学校内のコンパクトな話であった。
 群れた布地にはずいぶんな吐き気を催したけど原作はもっと凄まじいらしい。
 毎回冒頭で出てくる例のプールとミラー号を爆破するシーンがお気に入り。
イケメンボイスを使えばナレーションで何でも言って良いというわけじゃないす
みすぺになんて歌を歌わせるんだ!!
6/10
下ネタという概念が存在しない退屈な世界 2 (初回生産限定版) [Blu-ray]


空戦魔導士候補生の教官
 ここ最近ではツインテールを下回る最低の出来だろう。見所の無いところが見所だと感じる。
1話で切るレベルの作品であったもののほんの少しの可能性にかけて見続けるもなにも起きず仕舞いである。
東山キャラとしても最低の出来で声や演技の良さを完全に殺しにかかっている。
 敵の魔甲虫の作画は絵面的にも作業量的にも危うい存在であった。
ヒロインをたてたいのか主人公をたてたいのかはっきりせずどちらも沈んでいった作品。
1/10
空戦魔導士候補生の教官 第3巻 [Blu-ray]


◇城下町のダンデライオン
 気づけばさっくりとほのぼの見られる良作に仕上がっていた。
兄弟姉妹が多すぎな気がするがアニメ界では良くあることなので気にすることではない。
大方テンプレート通りの構成で大方予想通りの終わり方であった。
OPEDも元気があってよろし。ただ音圧はもう少し下げていただけたらありがたい。
なによりこのアニメ1回に付き3話に分かれていてわかりやすくさくさく進む感じがとても好印象。
レベルこそはそんなに高くないものの納めるところに収まった秀作。
6/10
城下町のダンデライオン vol.3 (初回限定盤)(絵コンテ+画集付) [Blu-ray]


◇乱歩奇譚 Game of Laplace
ノイタミナの悪いところが全体に出たノイタミナらしい作品。
江戸川乱歩の名前を借りているが推理要素は序盤の数話だけとうお粗末さ。
本格推理物だと思って見ていたらとてつもない肩すかしを喰らった。
こばやしショウネンがかわいかっただけの謎アニメ以上何物でもなく本当に何も解決していない。
一話だけ盛り上がるアニメが多いのはなにかの力量不足を感じずにはいられない。
幸い乱歩は4話当たりまで盛り上がっていた気がするけど。
何を伝えたかったのか考えるも、やはりこばやし少年をかわいく書きたかったのかなとしか感想はでてこない。
3/10
乱歩奇譚 Game of Laplace 2 (完全生産限定版) [Blu-ray]


◇それが声優!
 SIROBAKOからの声優に特化した業界アニメ。声優さんの”下手な演技”はこちらの動揺を誘う。
ややリアルに描かれているらしい大御所声優さんキャラはなんとも面白い。
青二の裏側が見てしまったちょっと卑しい作品。業界の汚いところまでみせなくて良いのだけど
現実とファンタジーの境界をどこに設定するかは難しいところであるかもしれない。
 原作は実体験を元にした漫画ではあるが作画の影響なのかあまりの地味さにどうにも息苦しさを感じた。逆に言えば演出はよかったのだろう。
 ちょっと珍しいEDが毎回見られなかったのはなんだか寂しいようなそれで良かったような。
少し懐かしいアニソンが聴けて少しお得だっただろうか。
 GONZOの欠点ではあるけれど全体に低予算感が出てしまっていてかなりの時代遅れを感じる。
やたらと平面的な作画はどうにかならないのだろうか。
イヤホンンズとしての今後の展開が楽しみな作品でもある。
6/10
それが声優! 第2巻(初回限定版) [Blu-ray]


◇がっこうぐらし!
 日常系非日常アニメ。非常事態が日常。
日常系学校アニメもついに学校に暮らす設定がでてきたのかと感心してからのゾンビには驚いた。
学校好きのための学校暮らしかと思いきやのぬるい日常ゾンビアニメ。
日常系アニメなのにゾンビパートの方が面白かったのはなぜだろう?
粗を探したらキリがないが、斬新さと定番が合わさった不思議な作品。
 なにより地下のめぐ姉の部屋にはゾクゾクしっぱなしであった。ゾンビ物の欠点であるが後始末は悪いので二期には期待できないだろう。
1話で騒がれすぎず穏やかにデンデンしていったら実は名作になれたのではないだろうか?
7/10
がっこうぐらし!第6巻 (初回限定版) [DVD]


◇監獄学園 プリズンスクール
 一話一話がとても短く感じられるほどのテンポの良さ、それでいて濃密で2クールアニメのような満足感。
ED入りのわくわく感は水島努監督だからこそできた構成の妙だろう。
 下セカイ以上のバイオレンスさがあるにしてもこれほどまでに単純なストーリーで視聴者を引きつける作品はそうそうない。
考えてみるとやっていたことは一度の脱獄と生徒会への逆襲あとは監獄の中での日常が流れていただけなのだ。
出てくるキャラがどれもアホなのだけれどハナさんの引くに引けなくなったような羞恥心は花澤キャラのなかでもお得感の強いキャラである。
基本的にギャグアニメはどうしても引き気味で見ているもののプリズンスクールに対してはキャラから演出から引き込まれた。ギャグアニメとしての成功を感じる。
 続きが気になるところではあるが水島監督のスケジュールや原作の都合上しばらくは難しいようである。
8/10
監獄学園(8)


◇Charlotte 
 期待のオリジナルアニメ。AB!の反省とはなんだったのか?
麻枝原作の良さ、良い意味での必死さ、真心のようなものは感じるのだけどアニメとしてなんだか成立していない感じを受けた。
見渡せばどこもかしこもすべてが麻枝節なのであがどうにもアニメとして不完全なのだ。
 ただ本当に、メディアの違いを理解せよ。これにつきる。生徒会の一存で出てきた台詞はまだ言い続ける必要があるようだ。
まずは麻枝准がアニメーターでは無いことを、ユーザーもプロデューサーすらもいまいち分かっていないようである。そう麻枝は悪くないのだ。
ゲームとアニメは似ているようでゲームクリエイターは畑地外なのだ。まず麻枝がゲームシナリオを書く優秀な脚本家や監督が1クール2クールのアニメにまとめ上げる。
Keyアニメにはこの作業が必要不可欠である。麻枝の作品は濃密で長いのだから。
しかし現在ではアニメからのゲームと、やってはいけない逆のことをしているようでなんだかもどかしさを感じる。
 それでもCharlotteを見ていると逐一選択画面が浮かんでくるようでそれはそれでニヤニヤしていたし
ハロハロやジエンドの音楽も麻枝らしさが前面に出た曲であった。また聴きまくると思う。
そういう意味ではまたkeyのゲームと音楽を生み出したアニメであったと思う。
AB!の反省を生かしたかと考えるとOPを聴くからにそれは無いようである。きっとハイレゾでなんとかなるのだろうか?
7/10
TVアニメ「Charlotte」 Original Soundtrack


◇実は私は
 息抜きができるしょうも無さ。特に考えず特段共感もせずうつらうつらしながら淡々と流れる古い映画を見ているような作品。
 低クオリティーだからこその適当な見方適当な解釈、たまに面白い。
1話を見た時点で”人外”が原作にてかなりの量出ていることが分かっていてからの視聴であったためそれほどまでの驚きはなかったが、もうすこしたくさんキャラが出てきても良かったかも知れない。
当てはめるなら、山田君と七人の魔女枠だろう。あっちは詰め込みすぎた作品であるが実は私はは余裕を持たせていたと思う。
アニメだと、吸血鬼、宇宙人、メガネ、狼男、悪魔だろうかなにか忘れているような…。
 残念でたまらないのはOPEDがなんとも深夜アニメにそぐわない作風であることだけだ。
あとはまあチャンピオンアニメならこんなものだろう。
4/10
実は私は 13 (少年チャンピオン・コミックス)




◇赤髪の白雪姫
 二クール目へ向けて上手く繋いだ一クール目。
どこまでもまっすぐで透明感のあるストーリーや主人公は見ているだけで心が洗われるようだ。
 男女関係なく憧れてしまうような芯の強い美しい女子、白雪。その声が早見沙織なのだから見ないわけにいかない。
何気なく流れる背景やBGMも美しくディズニーアニメのようである。
王子様との出会いからくっつくまでの1クールであったけれどこれだけでも十分満足である。
 少女漫画としては毒がなく非常にさっぱりとした後味の良い出来で、誰も嫌な人が出てこないクリーンなセカイ。2クール目も大いに期待がもてる。
8/10
赤髪の白雪姫 Vol.3 <初回生産限定版> [Blu-ray]


◇オーバーロード
 webノベル原作にハズレはないのか?
中年男が異世界で無双するアニメは割と珍しいのだけれど不思議なほどファンが多いように感じる。
その一方で原作組とアニメ組との温度差はかなりのものだと察する。
この手の、ファンの地位が確立されてしまったような作品はどうにも嵌まるのが難しいようだ。
 題材はネトゲでSAOと大差ないように思われるもリアリティがどうにも薄い。
オーバーロードには現実世界が無いようなのである。
なによりネトゲ以外の要素がなくゲームと以前からかなり距離をとっている身としてはなんだか見ていて息苦しい。
現状ではダンまちくらいの軽さが心地よいように思える。今となってはたくさんの固有アイテムやスキルを追って覚えて行こうとは思えないのだ。加えてキャラが妙に多いいや個性的だ。
 人気作だから面白くなりそうだからとりあえず見ておいたが、同じ中年無双のGATEを見るのが正解だったか
6/10
【Amazon.co.jp限定】オーバーロード 2 (全巻購入特典:「アニメ描き下ろしイラスト使用特典小説収納BOX」引換シリアルコード付) [Blu-ray]


◇のんのんびより りぴーと
花見で終わるアニメはなぜ名作なのか?
二期はギャグパートが増えて笑えてホッとしてリラックスできるような作品に仕上がっていたと思う。
 ギャグパートが多いからこそおもしろ1年生れんちょんが余計に引き立ってひとつ次元を超えた愛くるしさを感じた。
どこかにいそうなその子は恋人でも友達でもなく娘のようである。バブれるのではないパパれるキャラ、アニメなのだ。
この、のんのんびよりの不思議なところは大人になったら忘れてしまっているような細かい子供らしさがあちらこちらにちりばめられていて、視聴者は小学生だった頃を実体験したかのような錯覚に陥る。
駄菓子屋や先生といった、ちょっとそそっかしいけどどうしようにも頼れる大人の存在や、
学校や近くのあぜ道や川、一心不乱にやった遊びや行事…。
誰もが持っているであろう風景や言葉や音、風が何とも懐かしく儚いのだ。

 この作品は本当にずるい。音楽や背景、作画のすばらしさはもちろんのこと、日本の原風景をみせつつ日本人の今ちょうど20代30代の子供の頃の体験を追想させるのだ。ふと夢に出てくるあの頃をどこまでも優しく暖かく再現しているかのようだ。
子供の頃の記憶はどこまでも暖かで希望に満ちあふれていたと思い出させてくれる。
最終話での止め画では心なしかスタッフまでもが名残惜さを感じているかのようである。
なんにしても原作者はなぜここまでも子供の心を覚えているのか不思議である。
 田舎の良さよりも幼少期少年時代を思い出す懐かしさの第二期であった。
10/10

TVアニメ のんのんびより りぴーと オリジナルサウンドトラック


◇境界のRINNE
抜群の安定感これぞNHK夕方アニメ。
 高橋留美子といえば犬夜叉しかみていなのだけどそれでも随所に現れる特有のカラー。
2クール目に入ってからのOPEDがなんだか手抜きだったのが違和感があったけれど
安心のNHKアニメが帰ってきたと感じた。第二期が決まり、なぜか見ると思う。
 7/10
境界のRINNE  1 (少年サンデーコミックス)


◇WORKING!!!
コンパクトに複雑。すれ違いと勘違いがキレイに折りたたまれた1クール。
なぜWORKINGが劇になったのか納得してきた3クール目。なんとなく三谷幸喜映画のコンパクトさに似ている。
むしろ劇で見たくなってきたのはなぜだろう? サーバントサービスより第三期をやるべきだったと激しく思う。
それにしてもこの作者は変人を描くのが得意らしいが長すぎたような…
時間が経ったせいなのかキャラの好みが変わったのかポプラちゃんがやけにかわいく見えた第三期。
どうでもいいがこのWORKINGとデュラララを合わせてみると日曜日はやけにお得な一日になった。
最初で最後の奇跡だろうか。
7/10
WORKING!!! 5  (完全生産限定版) [Blu-ray]


◇俺物語!!
 面白い作品だから2クールやる。ただ2クールやると面白さが半減してしまう。
物語がシンプルなだけに2クールもやるとだれるのである。
いや内容はだれていなかったと思うが若干の飽きを感じる2クールであった。
反応を見てからの二クール目というのも別に悪くないなと感じさせられた。
 猛男という存在だけで面白さが成り立つはちゃめちゃさはなんだか少女漫画と言うよりギャグ漫画だ。
 それでも幼なじみのスナの存在がなんだが人恋しくさせられた。恋愛よりも友情の美しさに惚れた。
 タケオになるかスナになるかは悩ましいところだが。
7/10
俺物語!! 9 (マーガレットコミックスDIGITAL)


◇デュラララ!!×2 転
 第一期はなぜあそこで締めたのかわかった第三期目。
需要があるからやるのではなく、原作枯渇の今だからやれるようになったのだろう。
本当に設定がキャラが多すぎて分からなくなってきた。
こればかりは原作を読んでいてもまだ分からないだろう。加えて第一期からの大きなブランクである。
一気に承転結とやられてもなんともはや…。念のため結も見ておきたいがわからないものは分からないだろう。
5/10

デュラララ!!×2 転 6 (完全生産限定版) [Blu-ray]

◇干物妹!うまるちゃん
 どんなに美化しようともできないものもあるんだなと思えた一作。
うまるちゃんのあまりのウザさに3話で切ってしまった。
未評価/10


◇GOD EATER
 切ろうと思ったら勝手に消滅していたどうしようもない作品
いや作品にもなっていない気がする。
無評価/10



 やる気無く始めた夏アニメの感想作成も4時間かけてようやくゴール。
ちょうどbloggerでの記事が移設したぶんんも含めて100超えました。
のんのんと白雪に支えられたような1クール。
WORKINGとデュラララのコンボは秘密のお得感がたしかにあった。

秋アニメ一話チェックへと続く

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