■1クールの第一期目
◇夜ノヤッターマン
◇ISUCA -イスカ-
◇ユリ熊嵐
◇純潔のマリア
◇デス・パレード
◇冴えない彼女の育てかた
◇新妹魔王の契約者(テスタメント)
◇アブソリュート・デュオ
◇幸腹グラフィティ
■分割された作品の完結 (1クール2クール含む)
◇ALDNOAH ZERO(アルドノア・ゼロ)
■分割の途中
◇艦これ -艦隊これくしょん-
◇デュラララ!!×2 承
◇東京喰種 トーキョーグール√A
■2クール以上の完結
◇七つの大罪
◇SHIROBAKO
◇寄生獣 セイの格率
◇四月は君の嘘
■変則・ショート
◇憑物語
■継続
◇ジョジョの奇妙な冒険 第3部-スターダストクルセイダース-
◇アイドルマスター シンデレラガールズ ※分割
■1クールの第一期目
◇夜ノヤッターマン
ひたすら最終話をやりたかったのだろうけど、予算不足で不完全燃焼へ。
BDで修正できるとはいえ現場はあまりにぎりぎりすぎたようだ。
クリエイターのちょっとしたひらめきで作った感のある作品で中盤の作り込みは非常に甘い。
中だるみが激しい割に序盤と終盤の追い上げ感だけはある程度あって
本家ヤッターマンを上手くいかしたまあまあなスピンオフ。
本家のドロンボウの中の人が亡くなっているのが悔やまれる
何にしてもキタエリヴォイスを堪能できた一作である。
5/10
◇ISUCA -イスカ-
どこまでもチープ。すべてがチープ。だがそれがいい。
犬夜叉を適当に作るとこんな感じだろう。
角川アニメらしい10話でのインスタントアニメ。ただ原作の宣伝になったかと思えば疑問。
また一つヒロインの木戸依吹のクソアニメ伝説が増えたようだ。
しかしながら木戸ちゃんらしさはあまり見受けられず。
3/10
◇ユリ熊嵐
ピンクドラムからの流れがあったからできたイクニワールドアニメ。
全話通して見てもぼやっと見ていてはクマが何していたくらいにしか分からない。
それでも時折はいる独特の台詞回しはいつもながらに癖になる。つまりそれが、シャバダドゥー
1クールでやるには短すぎたし1クールでやるには長すぎたような作品。
実写は誰特だったのか。もう一度みたいと思わせるような作品ではない
6/10
◇純潔のマリア
正義とは何かを徹底的に追求したジブリテイストなアニメ。
大抵のジブリっぽいアニメならそのジブリっぽさだけで終わってしまうところを谷口らしさも十分に持たせつつ
しっかりとメッセージを詰め込んだところはとても清いく純潔そのものである。
やや抜けてはいるけど正義感にあふれた主人公は見ていてとても気持ちいいし周りを囲うフクロウたちもまたふわふわと心地よい。
谷口悟朗作品のバランスの取れた正義感あふれる感じは今後も期待したい。
8/10
◇デス・パレード
死を取り扱ったやや重めの話ではあるけれど裁定者という中間の他立場があったために神の目線で気楽に見ることができたと思う。
毎回エレベーターから一組ずつ降りてきて淡々と1話ずつ裁定するだけのアニメだと思ったら
1クール使ってちゃんとデキムの心の様子を描いていたようだ。
無理がありそうな設定も斬新すぎず古くさすぎず若手クリエーターらしさが十分に発揮された作品であると思う。
アニメ界のタブーなのかあごをちゃんと動かしてしゃべらせていたのはなんとも不思議な感覚。
アニメ界のタブーなのかあごをちゃんと動かしてしゃべらせていたのはなんとも不思議な感覚。
今後、新人のための一枠毎クールでも15分枠でも一枠あったら良いと思う。
◇冴えない彼女の育てかた
新しくないアニメで新しいノイタミナ。ある種のオタククール的な作品。
オタクの理想郷を描いたオタクの青春。所々入るメタ発言やオマージュはラノベ作品そのものであるが、
画面使いや3Dなど極所に拘り抜いた感をひしひしと感じる。
突き抜けた新しさやおもしろさはないにしても安心感とサービス精神でできた作品かなと。
00話はBDの特典にしたら良かったんじゃというくらいにサービスしすぎなノイタミナ。
一つだけカラーオーバーレイのような演出さえ気にしなければあとはハーレムを楽しむのみ。
2クールだと思ったら12話でそこだけが少し残念。
しかし現実でも創作したらその程度で終わるよねという最後の最後での現実感はあるいみ正しい。
7/10
◇新妹魔王の契約者(テスタメント)
エロ目的でも見る価値を見いだせなかった1クール。BD買ってね引き続き2期もあるよ。
しかしバリバリ規制が入るとはいえここまでやるのか。ただヨスガノソラは永遠に超えられない一線らしい。
今期四大ラノベ作品としては下位に入るがそれでもまだよくできていた方かも知れない。
第二期はおそらく切るであろう。
3/10
◇アブソリュート・デュオ
非常に惜しいところまで行ったテンプレハーレムアニメ。
8bitらしさは至る所に見られたが原作のベースがちゃちではどうしようも無かったようだ。
それでも欠点を補うかのように8bitらしくキャラのかわいさは徹底して追求してあったと思う。
この手のアニメの課題はキャラを最大限かわいく見せた後に来る
バトルシーンをどう処理するかが、大きすぎる課題になっていると思う。
すべてをお色気にしてしまったら中二ラノベらしいコンパクトさや目的が失われてしまうだけに非常に難しい。
完成しているようで実はまだ研究が必要な分野かもしれない。
作品自体は一年に2本程度同じようなのがあれば十分満足できるかなと。
6/10
◇幸腹グラフィティ
絶妙な距離感がうみだした濃厚な時間。ひだまりからの進化を感じた。
食事と日常といういままでありそうで無かった作品。そう食べる作る日常というのはあまりに当たり前すぎてストーリーへ昇華できないのだ。
そこをサトリナの語りとシャフトの技巧を持ってアニメになった。
腹を空かせたキリンが磁石のごとくリョウさんにべったり。
それもつかの間、時が過ぎればキリンは帰ってしまう。
弛緩と緊張が繰り返される中で、約束はきちっと守られる安心感は絶大だ。
腹が空いたら食うし会いたくなった会う、非常に欲に忠実な作品。
シャフトの作画力がふんだんに生かされた食事シーン。日常シーンでも合間の取り方はひだまりからの伝統だ。次回予告の遊び心もおもしろい。
シャフトの裏の代表作になりそうな作品。
9/10
■分割された作品の完結
◇ALDNOAH ZERO(アルドノア・ゼロ)
最初から最後までイナホ無双で終わった。
細かいところいろいろは視聴者の想像に任せますエンドではあるが
想像するにも半年前の第一クールを思い出すのは容易ではない。
この手の作品はきっちり作り込んで2クール一気に放送していただきたい。
それでも劇場版へ飛ばなかっただけよしとしよう。
6/10
■分割2クールの途中
◇艦これ -艦隊これくしょん-
護るべきモノは何か?敵を倒すことだけが目的になっているゲームらしいゲーム原作アニメ。
IOS8のフラットデザインを見たときのような気持ち悪さ。つまりは省略されすぎて抽象化されすぎた理解の遠いもの。
「戦艦を擬人化する」それ以上には進めなかった作品。いや作品と言って良いのだろうか?
一応主人公は成長したにしてもそれで乗り越えられるものは何なのか理解にほど遠い。
そもそも戦って負けることの意味さえも無くただ高速修復材を喝上げするだけである。
一つだけお得感があったのは、同じ作品で同じ声優さんの何種類かの違う演技が見られるところだろう。
それでも声優アニメかというとそれにも達していなかったと思う。
頭を空にしてスマホをポチポチする現代人の限界を感じる一作。
そんな鑑これが二期を作るというのだからアニメゲーム業界の終わりを感じさせる。
2/10◇デュラララ!!×2 承
大きく展開して次へ続く。
できれば立て続けに見たかったけど次は夏クール。
あれだけ人気のあったデュラララではあるが待ちに待った二期に来て大きな失速。
複雑すぎる上に中二すぎるストーリーは今のニーズに合わないようだ。
ただ承に関しては大変俺特な内容で一部分だけ永久保存したいような気持ちにさせられた。
またここでもキタエリに救われたような気分だ。
とりあえずもう2クールあるらしい次をのんびり待つことにしよう。
6/10
◇東京喰種 トーキョーグール√A
1話をピークにだだ下がりしていった。しかもその1話が第一期の締め部分で第二期の本筋とは全く関係ないのだ。
きっと三期への橋渡しのような話なのだろうけどここまで前衛的に作ってしまうと誰も見てくれないだろう。
また売れているはずの原作からのアニメ唯一の見せ場バトルシーンの力尽きた作画はもういろいろ限界を感じる。
早い話が√Aは必要なく第一期できっちり締めてOVAのようなかたちの方がまだ幸せだったかもしれない。
一点だけ、原作者の毎回絵が変わるEDだけが見所の悲しいアニメ。
それにしてもEDのamazarasiの歌詞はなにがあったらあんな卑屈な歌詞ができあがるのだろうか。
2/10
■2クール
◇七つの大罪
序盤で切るはずがいつの間にか嵌まってしまった。夕方アニメとしたら久々の大ヒットである。
本当の王道とは何か改めて確認した、友情!努力!勝利!これ以上は何も言う必要はないだろう。
ただキャスティングについて本当に一点だけ惜しいところがあり、天宮はまだごり押しできるような実力が備わっていない。
七つの大罪といいつつも、7人まだ集まっていないし旅はまだ続くそして2期は近いうちに。とおもったら原作ストックそんなに無いらしい。
8/10
◇SHIROBAKO
究極の業界アニメ。アニメ業界以上にアニメに詳しい人はいないまさにコロンブスの卵的作品。
アニメ市場が追熟した頃合いだからこそ描ける業界の姿がたくさんあった。
SIROBAKOの一番の売りは等身大でいて、リアリティーを追求しすぎていない点だろう。
バクマン。同様に宮森たち5人は完全に架空の人物であるがその他大勢は本当に現役で働いている人たちがモチーフになっている。
これほどまでに説得力のある人物がかけるだろうか。
その中で動く、架空の宮森たち。それでも見ている内に応援して共に心を痛め感動を分かち合えた。
中の人だから知っている、感動や苦労が存分に詰まった作品だ。
アニメ業界の人がアニメでアニメを表現するという反則的な仕法ではあるが一つ間違えるとただの自虐ネタや職業紹介になりかねない。
そのあたりのストーリー作りは水島監督の力量が存分に発揮されたと思う。
反作用として、すべてのアニメの見方がいろいろと変わってしまった。アニメだからこそ感じる現場の雰囲気はなんだかもどかしい。
業界標準のアニメがここに誕生したようである。
10/10
◇寄生獣 セイの格率
なぜ今までアニメ化しなかったのか謎な作品。
アイディア、テーマどこをとっても非常に深い作品。
平野綾のミギーも現状平野の代表作と得るまでのレベルでマッチしていた気がする。
古い作品だけに原作ではキャラデザに時代を感じるがアニメではややかわいくしすぎたような気がする。
よくよくみたらツッコミどころはあるにしてもヤマトほどでは無いだろう。
やや気になるミギーのギュルギュル音やポロポロしてるBGMも非現実感をだすにはまあ次第点だと感じる。
9/10
◇四月は君の嘘
最終話から作っていったようで連載中の漫画を途中で〆たようなちょっともどかしいアニメ。
ようやくこの頃のノイタミナの作画やCGが生かされたのはある意味この上なく感動的だ。
今時2クールかけて最終話へ持って行くというのは非常に贅沢な枠組みである。
2クールあるならば、演奏シーンよりも公正のトラウマよりも何よりかをちゃんとの日常をもっと描くべきで
これではかをりからのあまりにも片思いの辛さしか感じない。二週目をみるには余りにも切なすぎる。
ただ一般向けの方向性としてはシリアスと日常のバランスはこんなものなのかもしれない。
その分、雛形を用いての十分な説得力の最後がかけたのかもしれない。
話の大きなテーマである公生と早くに亡くなった母親とそのトラウマに対しての公生の成長はどうやらかをちゃんに邪魔されてかけなくなったのか、実のところ過去を乗り越えるところをじっくりと見たかった気がする。
それでもかをりという大きな存在が公生を変えたのか…その辺りはお察しのようだ。
何にしてもかをりの病気設定がいまいち固められておらず感情移入しづらいのはフィクションといえど大きな問題だ。
もう一つ、最終話に使われた「キラメキの公生とかをりの演奏ver」はまた普通にシングルCDに入っていたせいで
キラメキよりもずっとこっちの特殊verを聞いていた。なんにしても気合いの入れ方が全く違い
少し聞いただけで特別な曲だと分かるような一曲に仕上がっていた。
初めて聞いたとき瞬時に最終回が浮かんだのもこの作品が初めてだろう。
あまりにも気に入ってしまい、日常的に聞いていたら最終話の感動が少し薄れてしまったのが残念でならない。そりゃ、200回も聴けばまあ…
ただ、気づいて聞かないようにしてもまた変な力が入りそれはそれで印象が薄れる。
このミスはたまにやってしまうのだけど、サントラに入れて2クール目の中盤辺りで発売するのが妥当なのだろうか。
アニメは実はコンパクトにまとまった少女の小さな物語だったとしても音楽は今後もずっと楽しむ感じになるだろう。
8.5/10
■変則・ショート
◇憑物語
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