2012冬 終了アニメ 総合評価 レビュー 2クール編 +補足

お品書き
■2クール作品
☆未来日記
☆ちはやふる
☆バクマン。2
☆Persona4 the ANIMATION
☆ラストエグザイル -銀翼のファム-
☆ギルティクラウン
■前回の書き損じ
☆ブラック★ロックシューター

前回 → 1クール編
一話レビュー → 2011年 秋 開始アニメ1話 レビュー 上
一話レビューその二 → 2011年 秋 開始アニメ1話 レビュー 下




☆未来日記
少年誌だと馬鹿にしていたら最後の展開に驚きました。
それでもなんとも設定がリアルなのか現実離れしているのかはっきりしない場面が
多数見受けられたように感じられます。催眠術のところとかかなりの違和感でした。
2クールやった割に12人の日記所有者が気づいたらいなくなっていたり
あっさり死んだりなんとももったいない。まあほとんどが原作に責任がありそうですが、
バクマンを見ながらですとなんとも突っ込みたくなるところがあります。
途中途中グロが入ったり過激なエロが入ったりやはり少年誌だなと感じました。
構成としては2週目をさっさと終わらせて終盤をもう少し丁寧にやって欲しかったなと言うところです。
24話でいけたんじゃないのかな?全体的に話の作りが甘かったです。構成は良かった。
6/10



☆ちはやふる
健全アニメの見本みたいなアニメでした。
子どもから大人まで楽しめそうな良作だったのではないでしょうか?
たかだかカルタをやっているだけの部活アニメにもかかわらずこんなにも熱くなったのはなぜでしょう?
OPの歌詞「夢の途中きっといつかまた会えるだろう」これ新たとちはやだと思い、
2クールなので新たとちはやが全国大会で当たるような展開を期待していたのですがさすがに無理がありました。
そこは第二期か原作をお読みくださいといった感じになるのでしょう。
驚いたのが24話全てが面白いところです、中だるみがありませんでした。
たしかに総集編が挟まれましたがそれでも飽きないつくりというのはすばらしい。
小学生編のちはやがやたら可愛く見えていたのですが高校生のちはやはそれ以上に美しく描かれていました。
9/10



☆バクマン。2
若さがあふれる作品でした。NHKアニメなので少々説教臭くなりますが、たまにはいいものです。
序盤の最高が入院してもなお漫画を書こうとしたところ、まさに若さだなとしみじみ思うのでした。
まっすぐ前だけ見ていると躓くこともあるんだよ。年をとる=経験を積む大事さを教えてくれた気がします。
それから漫画家の内情が見られたのもなかなか興味深かったと思います。
ジャンプものはバトルとか王道とかありますがこういったサクセスストーリーは一度きりなので
次の第三期も見逃がさないようにしたいところです。
バクマンの影響か、ラノベでもラノベ作家を描いた話が持ち込まれるとかなんとか。全て却下らしいです。
なにかクリエイティブなことをしたくなる、見ているだけではつまらない作品。
気になることと言えば登場人物がほぼ全員なにか?おかしいところくらいでしょうか。
唯一、新妻エイジだけはかなり特別なまともキャラだったかもしれません。(人間味あふれる)
また数クールに分割して少しずつやっているとところも好感度です。
50話以上一気にやられてしまうとどうしても途中見なくなってしまうんです。
思い出した頃にまたやってくれるといいでしょうか。
7/10



☆Persona4 the ANIMATION
ペルソナ4になって初めてまじめに見たペルソナアニメです。
他のシリーズはどうかわかりませんがなぜか日常シーンになると楽しくなる不思議アニメでした。
犯人捜しよりも日常があつい。キャラの設定がしっかりとしていてみな生き生きとしていました。
スピンオフがいくらでも出来そうな感じです。
ただゲームアニメとしては原作をやりたくなるまでの域には達しませんでした。
最終話に別途true endなるものがあるらしいのですが、まあこれでかねがね満足。
お気に入りは夏休みの2話、あそこはパズルのようにうまくパチプチと話が嵌まりました。
そこだけもう一度見たいかなという程度です。
7/10



☆ラストエグザイル -銀翼のファム-
ディーオが男の子ってくらいまでには理解出来ましたが、他はさっぱりでした。
流石に第一期(それも2クール)見ていないのに第二期を見るのは難しいものがありました。
なにがなんだかまるでわからずとりあえずファムの声を聴いていたというよくわからないアニメで、
総集編が2回あったにもかかわらず全く理解できませんでした。
グランレースが復活して良かったという話でよかったのでしょうか?ファラフナーズ様はなんだったんだ?
それにしてもGONZOアニメを見ていたなーという気分にさせる脚本、作画、音楽、背景、デザイン全てがゴンゾでした。
内容が云々ではなくゴンゾアニメに触れられたそれだけでもう十分だったと思います。
1/10



☆ギルティクラウン
一番盛り上がったのは、3話あたりでしょうか?
集さんといのりさんが金魚スーツを着て空を舞っていた辺りがピークだと思われます。
あんなにすばらしいキャラデザ、背景、作画が糞脚本により全滅致しました。なんともったいない。
笑いどころは通称"缶切り"の身に色々起こった辺りでしょうか。
3/10



☆ブラック★ロックシューター
OVAでやめておけば良かったのにと思う人、OVAも酷かったよと思う人。
それでもBRSとは何なのかなんとなくイメージをつかむことに成功しました。
岡田真理の歴史の一ページを刻む貴重な作品になったことでしょう。子宮で感じるアニメ
なんといっても登場人物が誰一人まともでないく心がぶっ壊れている。
理想としてはBRSの世界と日常世界とを深く結びつけずに
ただのイメージとして流していればもう少し見やすくなったかもしれません。
それにしても前半のカガリがあまりに異様な人物だったのにもかかわらず後半では
このアニメ一のまともな人になっていました。
インパクトだけは強烈な作品でした。
そんなイラストに、曲をつけたryoとは一体何を考えていたのか不思議です。
2/10


つまらないとおもしろいの二極化が激しい2クールアニメでした。
最近のノイタミナさんは当たり外れが激しすぎて困りものです。
今期アニメは途中からながら作業のしすぎで内容がまるで理解できなかった作品がいくつかありました。
そのまま見ていても理解できたかどうかはわかりませんが。
結局音声を流し聞き、まとめサイトで確認するというスタイルが安定していて
深くアニメを楽しむと言うことが出来なかった残念なクールでした。
アニメ一作品一作品、できるだけ深く濃い時間が過ごせたらなと思い、
春は思い切って見る量をずばっと減らそうかと計画中です。
1話でぱっとしかったら切る。
一日7本アニメを見るとかけっこう大変でした。
楽しみながら見られるのは一日4本が限界かなと思います。
ここまでアニメを見てきていればもうすでに判断力はかなりついてきているはずと。

選択―リスクとどう付き合うか