クジマ歌えば家ほろろ 12話
◇メイドさんは食べるだけ
◇クジマ歌えば家ほろろ
◇魔法の姉妹ルルットリリィ
◇自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う 3rd season
◇ようこそ実力至上主義の教室へ 4th season
◇クラスで2番目に可愛い女の子と友だちになった
◇オタクに優しいギャルはいない!?
◇愛してるゲームを終わらせたい
◇淡島百景
◇とんがり帽子のアトリエ
◇黒猫と魔女の教室
◇クラスで2番目に可愛い女の子と友だちになった
◇オタクに優しいギャルはいない!?
◇愛してるゲームを終わらせたい
◇淡島百景
◇とんがり帽子のアトリエ
◇黒猫と魔女の教室
◇灰原くんの強くて青春ニューゲーム
やり直し学園もの。この手の作品でいつも感じる、20代だったらまだ高校からやり直さなくてもいいんじゃないか、この作品自体が主人公の長い夢だったのではと。
見ていて楽しい要素は多く詰め込まれていた。片思い、バンド、2度目の学園生活、同性のライバル。最近では珍しいと感じたのは、同性のライバルがしっかりと書き込まれていたことだ。嫌がられる嫉妬する側から嫉妬される側へ、片思いする側からされる側へと立ち位置が反転した環境をヒロインだけでなく、主人公の同性の友達まで使って描いていたのは00年代の学園ものっぽさを感じた。全体的に、あの頃の恋愛シミュレーションゲームの流れを再構築したような雰囲気だ。何となく大人になって学園もののゲームをしている感覚に近いアニメかもしれない。ゲームとは理想の夢想であり人生の再構築かもしれない。
5/10
◇メイドさんは食べるだけ
本当にメイドさんが食べるだけ。異人さんへ日本の食を食べて感動させる、もはや定型句のような作品。日本へ来るきっかけはやや強引だがそこは、もはや誰も気にしない部分か。
おそらくイギリス人に日本の食文化を体験させているがかなりファンタジー寄りの日常。さすがにそれは知っているでしょと、それはもう感動しないのでは?と感じる場面も多い。しかしながら本作は、おそらく余計なことをあまりしていない、良くも悪くも水のような質感。とがる個性はないが受け入れにくさは小さい。
当たり前の事象を、どんな知らない誰かに体験させて感動してもらえるか。ほかの作品と差別化できているのか。テンプレート化した”ジャンル”に面白さはまだ残っているのか考えてしまった。
とはいっても僕はまあ、アニメ見るだけなのだ。
5/10
◇クジマ歌えば家ほろろ
変な日常アニメ。クジマという明らかな異質な存在を受け入れた1クール。なんか変でややうざいクジマは話が進むごとに、なんとも愛おしくなっていった。これは主人公アラタの気持ちと完全にリンクしているように感じる。この作品のライブ感はここである。クジマは最初から受け入れられているわけではない、常識が一切通用しないこどものような異質な存在から、犬でも友達でもない”家族”になっていく物語。クジマの声はあの崖の上のぽにょの声優だ。どこから声が出ているのかそれだけでもやや面白い。
変な日常アニメ。クジマという明らかな異質な存在を受け入れた1クール。なんか変でややうざいクジマは話が進むごとに、なんとも愛おしくなっていった。これは主人公アラタの気持ちと完全にリンクしているように感じる。この作品のライブ感はここである。クジマは最初から受け入れられているわけではない、常識が一切通用しないこどものような異質な存在から、犬でも友達でもない”家族”になっていく物語。クジマの声はあの崖の上のぽにょの声優だ。どこから声が出ているのかそれだけでもやや面白い。
人はわからないものを愛せるのだろうか。純粋に一緒にいることの価値を再定義する作品。暮らすとはなにか同じ時間を共有する意味を考えた。どんなものでもある程度の好意と善意さえあれば誰とでも仲良くなれる、友達を超えたつながりができるのではとクジマはいう。変さが癖になるおかしさが物語になるそれが愛おしい作品。
9/10
◇魔法の姉妹ルルットリリィ
令和の魔法少女。独特の質感が埃をかぶった記憶を目覚めさせる。この作品は、音と演出に謎のこだわりが感じられる。特に声の距離感収まり、BGMやSEとの兼ね合いは伝統的な子供向けアニメの文脈がある。脚本からキャラの動かし方まで、魔法少女というセオリーを踏襲させつつ、令和っぽい雰囲気を感じさせる。本来ならもっと主人公を追い込む展開があってもよいのでは感じるがそこはあえて控えたような印象を受ける。無限の力に副作用があるような教訓的な魔法の描き方はあまりされていないのは、令和の叱らない教育っぽい。
令和の魔法少女。独特の質感が埃をかぶった記憶を目覚めさせる。この作品は、音と演出に謎のこだわりが感じられる。特に声の距離感収まり、BGMやSEとの兼ね合いは伝統的な子供向けアニメの文脈がある。脚本からキャラの動かし方まで、魔法少女というセオリーを踏襲させつつ、令和っぽい雰囲気を感じさせる。本来ならもっと主人公を追い込む展開があってもよいのでは感じるがそこはあえて控えたような印象を受ける。無限の力に副作用があるような教訓的な魔法の描き方はあまりされていないのは、令和の叱らない教育っぽい。
OPにKPOPを持ち込んでいるのも今頃の子供の憧れを描いているようでキラキラしている。闇に入りそう、魔法の影で日常が崩れそうな不穏感は常にありつつも、こどもの自由奔放さ、思い付きの感情のまま走る危うさ。こどもの頃の現実が見えてない社会への理想像。魔法とは実社会にとりあげられた記憶かもしれない。人はもっと自由であってもいいのかもしれない、しかし自由には責任が付きまとうそんなメッセージが暗に示されていたかもしれない。
7/10
◇自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う 3rd season
まさかの第三クールそして完結。この作品がまさか続くとは、そして完結するとは1期を見て誰が想像できただろう。この作品、自販機というエレベーターやマンホールくらいの存在が主人公である。この作品の異質さは、自販機という体を一切崩さなかったことだ。うまくしゃべれないし自分で動けもしないこの制約の中で物語を成立させていることは、なろうのなかでは非常に稀である。この作品の面白さは、アンパンマン的だ。記号化されたわかり易さとコミカルさがちょうどいい。ギャグが少年誌っぽい雰囲気なのも夕方アニメっぽくて見やすい。時々挟まれる日本の食もおしつけがましくない。ボス戦でこれまでの自販機形態と伏線の総決算を行った。納得できる範囲の特殊能力と設定の限度のなかでストーリーを進めている。なんだかんだでいつもの展開、いつもの決め台詞は安心して見られる。OPにいらっしゃいませはイエスの意味だと入れたのはこのアニメの成功を物語っている。いつも変わらずある心地よさは街角の自販機の存在そのものだったかもしれない。なくても困らないあると便利そういうエスカレータや自販機的な作品。
6/10
◇ようこそ実力至上主義の教室へ 4th season
もうないと思っていた第四期。よう実はまだ終わっていなかった。ストーリーは着実に進んでいく。ありえない学園もの、中二すぎる設定は人を選ぶけれどこの作品なぜか見たくなる魅力がある。サバイバル、格闘、駆け引き、組織、この舞台設定が懐かしくもちょうどいい。謎が気になりすぎないけど、見ていたい温度に設定されている。ラノベ特有のアニメ組置いてきぼり感がやや感じられるけれどまだ許容範囲内。まだ5期に続いているというのだからびっくり。OPEDはこの作品の象徴的存在で、ちょうどいいダサさとカッコよさのアニソン感が嫌いになれない。劇画調に寄せた作画に合わせて、主題歌の音質も映画仕様にしてほしかったとは感じる。この作品はいつもながら、低域が足りない。ここさえ出せればもう少し奥行きが出ると感じる。
もうないと思っていた第四期。よう実はまだ終わっていなかった。ストーリーは着実に進んでいく。ありえない学園もの、中二すぎる設定は人を選ぶけれどこの作品なぜか見たくなる魅力がある。サバイバル、格闘、駆け引き、組織、この舞台設定が懐かしくもちょうどいい。謎が気になりすぎないけど、見ていたい温度に設定されている。ラノベ特有のアニメ組置いてきぼり感がやや感じられるけれどまだ許容範囲内。まだ5期に続いているというのだからびっくり。OPEDはこの作品の象徴的存在で、ちょうどいいダサさとカッコよさのアニソン感が嫌いになれない。劇画調に寄せた作画に合わせて、主題歌の音質も映画仕様にしてほしかったとは感じる。この作品はいつもながら、低域が足りない。ここさえ出せればもう少し奥行きが出ると感じる。
5/10
◇クラスで2番目に可愛い女の子と友だちになった
女の子とイチャイチャしていたら1クールが終わった。ただただ女の子と仲良く過ごした1クールだった気がする。あえての2番目をヒロインに持ってくることで1番にないコンプレックス感を作り出したのは逆にお得感がある。2番手の美味しさは物語の上ではかなりアドバンテージだ。1位の綺麗さやわかり易さがない2位の立ち位置が面白い。
女の子とイチャイチャしていたら1クールが終わった。ただただ女の子と仲良く過ごした1クールだった気がする。あえての2番目をヒロインに持ってくることで1番にないコンプレックス感を作り出したのは逆にお得感がある。2番手の美味しさは物語の上ではかなりアドバンテージだ。1位の綺麗さやわかり易さがない2位の立ち位置が面白い。
多分、1クールでクラスで2番目にかわいい女の子と僕も友達になった。
5/10
◇オタクに優しいギャルはいない!?
平成がタイムリープしてきたアニメ。一世代前のギャルと一世代前のオタク像を軸に物語は作られている。こんな世界があったらよかったそんな理想の物語を見ていたと思う。アニメを見ていることを隠しているオタクはもういないし、女児向けアニメをみてオタク君と仲良くなるギャルもいない。ここで語られるギャルとオタクは非常に前時代的かつステレオタイプだ。それでもなぜかこの手の作品には安心感と面白さがついてきている。
平成がタイムリープしてきたアニメ。一世代前のギャルと一世代前のオタク像を軸に物語は作られている。こんな世界があったらよかったそんな理想の物語を見ていたと思う。アニメを見ていることを隠しているオタクはもういないし、女児向けアニメをみてオタク君と仲良くなるギャルもいない。ここで語られるギャルとオタクは非常に前時代的かつステレオタイプだ。それでもなぜかこの手の作品には安心感と面白さがついてきている。
今季似ている学園ものが3本あったけれど、クラスで二番目のオタクにやさしいギャルと青春ニューゲームしていた。もはや同時進行で見ているとどれがどれだったのか、いまいち自信がない。
6/10
◇愛してるゲームを終わらせたい
直視できない系のラブコメ。こどもの頃にそんなことをしていたかもしれない思い出がよみがえる。普通なら1週間も続かないそれを、本作は全編にわたって執拗に行う。幼馴染や近所のつながりにあるような、暗黙のやり取りや素直になれなさを作品にしている。ある意味学生時代の恋愛のリアルさを誇張しつつも地続きに今へ強制接続させているようだ。
直視できない系のラブコメ。こどもの頃にそんなことをしていたかもしれない思い出がよみがえる。普通なら1週間も続かないそれを、本作は全編にわたって執拗に行う。幼馴染や近所のつながりにあるような、暗黙のやり取りや素直になれなさを作品にしている。ある意味学生時代の恋愛のリアルさを誇張しつつも地続きに今へ強制接続させているようだ。
心の中ではずっとはっきりさせたいことというのは誰にもある、しかし多くはそれを失くしてしまうか完全に諦めてしまうのかもしれない。普通のラブコメの何倍もじれったくまどろっこしい。愛しているゲームという暗黙の了解でお互いを翻弄し続けていたようで一番の被害者は視聴者である。お互いの気持ちを強制的にすれ違いさせる、暗黙のゲームというポーカーで言うブラフ合戦。自分の気持ちに嘘をつき、相手の感情に嘘のラベルを貼る。うまくいかない感情こそが物語であり、人生の課題である。なによりそれが初恋であり恋愛であるかもしれない。作画はいまいち、キャラデザや衣装は特段かわいいわけではない、ただこの嘘のラベルの上ではホログラム的な可愛さが浮き立つ。感情が読めない、すれ違っている、ここに人は余計に感情的になってしまうのだ。愛しているゲーム、この名前を聴いただけでなにか思い出してはいけない黒歴史を思い出しそうになったかもしれない。
8/10
◇淡島百景
原作者の名前を憶えている数少ない作家それが、志村貴子。淡い百合アニメ、青い花から始まったそれは、放浪息子を経由して、淡島百景としてアニメ化された。歌劇団の部活的なアニメでもない、ただの百合を描いた作品でもない。これは人の罪と性を描いた人間的な話である。霞の中をくぐっていくようなつかみどころのない話が続いていく。これは志村作品らしさである。しかし、その先にあったのは、あまりにも人生であり人間の闇そのものだった。これまでの作品に巨大な時間軸が通された本作は、人の感情があまりにも複雑に絡み合う。それぞれの立場があり歴史があり感情がある、1回で見るにはあまりにも難しい。面白いのは過去作の青い花と密接につながっていることである。青い花が学園生活の夏休みを描いていたなら淡島百景人生そのものを描いている。この作品は、入れば入るほどに恐ろしさを感じる。もはや怖すぎて確認したいのにもう一度見られない。残ったのは、哀しみと人間の罪深さ。
原作者の名前を憶えている数少ない作家それが、志村貴子。淡い百合アニメ、青い花から始まったそれは、放浪息子を経由して、淡島百景としてアニメ化された。歌劇団の部活的なアニメでもない、ただの百合を描いた作品でもない。これは人の罪と性を描いた人間的な話である。霞の中をくぐっていくようなつかみどころのない話が続いていく。これは志村作品らしさである。しかし、その先にあったのは、あまりにも人生であり人間の闇そのものだった。これまでの作品に巨大な時間軸が通された本作は、人の感情があまりにも複雑に絡み合う。それぞれの立場があり歴史があり感情がある、1回で見るにはあまりにも難しい。面白いのは過去作の青い花と密接につながっていることである。青い花が学園生活の夏休みを描いていたなら淡島百景人生そのものを描いている。この作品は、入れば入るほどに恐ろしさを感じる。もはや怖すぎて確認したいのにもう一度見られない。残ったのは、哀しみと人間の罪深さ。
1話を見て、志村の作風からして、人間関係をゆらゆらと描いていることには間違いないとは思った。最終話はその期待を大きく超えてきた。はっきり言ってここまでの作品は求めていなかったかもしれない。久々に面白さより怖さが勝ってしまった。このアニメは百合アニメの顔をした怪談に近いかもしれない。
7/10
◇とんがり帽子のアトリエ
デザイナーによるファンタジー作品。デザイナー特有のこだわりは随所に感じられる作画も演出もいい。ただどこもなにかわざとらしい。アニメで動かすことを前提としていない服のデザインやキャラの配置などがとにかく気になりすぎる。アニメで透けてみるジブリへのあこがれと敬意が逆にこのアニメの価値を著しく下げているようにも感じる。キャラに意味を持たせる行動を大きなストーリーに接続させる試みはあるのに細部の処理が常に不十分。ジブリはワンカットを静止画で切り取っても、数秒のカットに切り取っても世界があり生命があり魅力がある。とんがり帽子には魂が宿っていない、まだ平面の線と面に過ぎないデザイン画に感じる。作者はこの作品を練りすぎ、考え過ぎた、感情から湧きだす創作エネルギーを理性で整え過ぎたのかもしれない。俯瞰して見たらこの作品はよくできているとは思う。ただ、テレビ放映のアニメとしては成り立っていない。まだ映画化したほうが良かったと思う。動きが良い、演出が良いだけの質アニメになってしまった。言いたいことはわかる、ただ、作品として不十分な要素があまりに多い。今回1クール頑張って見てわかったのは、宮崎駿がいかに偉大な天才なのかだ。何も考えずに見ても面白い、考えながら見たらもっと面白いジブリ作品は、一人でつくれるものではない。
デザイナーによるファンタジー作品。デザイナー特有のこだわりは随所に感じられる作画も演出もいい。ただどこもなにかわざとらしい。アニメで動かすことを前提としていない服のデザインやキャラの配置などがとにかく気になりすぎる。アニメで透けてみるジブリへのあこがれと敬意が逆にこのアニメの価値を著しく下げているようにも感じる。キャラに意味を持たせる行動を大きなストーリーに接続させる試みはあるのに細部の処理が常に不十分。ジブリはワンカットを静止画で切り取っても、数秒のカットに切り取っても世界があり生命があり魅力がある。とんがり帽子には魂が宿っていない、まだ平面の線と面に過ぎないデザイン画に感じる。作者はこの作品を練りすぎ、考え過ぎた、感情から湧きだす創作エネルギーを理性で整え過ぎたのかもしれない。俯瞰して見たらこの作品はよくできているとは思う。ただ、テレビ放映のアニメとしては成り立っていない。まだ映画化したほうが良かったと思う。動きが良い、演出が良いだけの質アニメになってしまった。言いたいことはわかる、ただ、作品として不十分な要素があまりに多い。今回1クール頑張って見てわかったのは、宮崎駿がいかに偉大な天才なのかだ。何も考えずに見ても面白い、考えながら見たらもっと面白いジブリ作品は、一人でつくれるものではない。
3/10

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