赤紙の白雪姫 24話
今期も無事冬アニメをすべて見終わることが出来ました。
20本/週(内2分一本 10分二本)完走しました。
■おしながき
◇亜人◇大家さんは思春期!
◇暦物語
◇昭和元禄落語心中
◇だがしかし
◇無彩限のファントム・ワールド
◇おそ松さん
◇デュラララ!!×2 結
◇赤髪の白雪姫
◇最弱無敗の神装機竜
◇蒼の彼方のフォーリズム
◇うたわれるもの 偽りの仮面
◇灰と幻想のグリムガル
◇おしえて!ギャル子ちゃん
◇ハルチカ~ハルタとチカは青春する~
◇ヘヴィーオブジェクト
◇紅殻のパンドラ
◇少女たちは荒野を目指す
◇僕だけがいない街
◇ルパン三世 Part4
◇ナースウィッチ小麦ちゃんR
◇亜人
初めて1クール見たフルCG作品。
なんだか微妙にずれた動きをするアニメーションにもすっかり慣れたのだけど、
キャラの言動にいまいちリアリティーが足りなかったような気がした。
主人公の変人っぽさを出す為にはテレビのアナウンサーや周りの人々が普通でないと
主人公もその世界では普通の人間にしか見えない。なにか練り込みが甘い。
1クールで終わってしまい俺たちの戦いはこれからだで終わったのだけど2期の発表はまだない。
6/10
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◇大家さんは思春期!
かわいいは正義。2分ながらの妙な早回しとちょっとだけリッチな作画。
早回しよりも10分くらいでゆっくり見たかった。
作画監督が16歳とか17歳とか。業界最小年だろうか。
7/10

◇暦物語
シャフトの新しい試み蓋を開ければただの宣伝だったかも知れない。
お菓子のおまけつまりは食玩的な内容。OPは使い回しで作画もストーリーもチープなのだけど
最終話までみたら確かに物語シリーズを見たなという気分だ。
それでもiPadやiPhoneでいつでも手軽に見られるのは思いの外ありがたく最後まで見てしまった。
5/10

◇昭和元禄落語心中
1クールで折り返し地点まで来て第二期制作決定。
今期どころか10年20年くらいに一つの名作であるといえよう。
原作が女性向けの漫画であるから男同士の友情や恋愛関係が女性よりであるけれど
全体のクォリティーは何処を見ても洗練されている。
内容に触れておくと、女ってこえぇえなという。昔からこういう女性は居て今ではちゃんと病名がつけられているという。
これが本当の声優アニメ。豪華声優アニメであると言える。
10/10

◇だがしかし
なぜか賛否あるのだが、個人的には今期3番目くらいには楽しみにしていたアニメ。
懐かしいと言うよりもただ普通。だがだがしは特別な物ではなくただありふれた誰しもが体験できる一般的な日常である。
かわいい女の子が駄菓子を食べて喜んでいるだけの普通の作品なのだ。
だから、ヒロインのほたるさんにも特別な感情はあまりない。アニメで誇張されているがかわいい女の子である。
あまりに普通すぎてこの作品の良さに気づけず見逃してしまうのも分かる。
ありふれた日常が流れていることの意味、普通の感情を抱く普遍の感情は何処まで行っても漸近線のようである。
特別おもしろい、くだらない、ことが感情であるならこのアニメはもしかしたら無であるようで
もしその触れられないもの、このアニメの価値に気づいてしまったら良くも悪くも特別な存在であるように思う。
なんにしても、駄菓子でこれだけスポンサーが付いて居るのだからオーディオでもアニメがつくれるんじゃないかそんな可能性も感じさせられる。
8/10
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◇無彩限のファントム・ワールド
境界の彼方くらいの面白さ。うまくいった回はあったけど全体的に物足りなさだけが残った。
京アニの男性陣勢力が主軸になって作ったらしい本作、艶やかさはあったけれど、
どうにも線や動きにかわいらしさが感じられなかった。
あのfreeでもキャラに女性特有の感性なのかか、どこかしらかわいらしさが乗っているのだけど、
ファントムではなんとなくロボット系の動きキャラデザがされていたかなと思う。
確かに動きの滑らかさは京アニ水準であったけれど動き方は従来の京アニとは違う路線だったと思う。
作画オタではないので詳しいことはそんなに分からないのだけど、
けいおんやハルヒの射手座の日のような奇跡的な作画は現在の京アニスタッフにはもうできないのだろうか
6/10
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◇ナースウィッチ小麦ちゃんR
正当派のクソアニメ。本当にくだらないことをやってくれる。
清く前向きに堂々とバカが出来る数少ない作品だと思う。
2000年頃のアニメオタクはもっとユーモラスでアニメバカだったような気がしてくる。
それでも今現在、オタクに面白さがなくなったかというとそうでは無くて、ただ観客的な受け身の人たちが増えて薄まっただけなのかなと思う。
しかしながら当時も小麦ちゃんは2ちゃんで叩かれる存在であったことは忘れないでおこう。
新生小麦ちゃんの中の人はどうも桃井はるこに声質がかなり似ていてそれだけで
演技とか滑舌とか気にならなかった。
6/10
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◇おそ松さん
1話を見たとき2クールも最後まで付いてこれる人がどれだけ居るだろうかと思ったのだけど
蓋を開けてみれば、多くの内容はドリフのコントがモチーフにされているかのようなお笑いだ。
そうそう、おそ松くんは見たことがないけれど、ギャグ漫画であることは忘れてはいけない。
しかしながら、はっきりと言ってやり過ぎである。が、これが深夜アニメなのかも知れない。
2クールも見ていると最初は全員同じ見えたのに6つ子の名前と特徴が分った。
5/10
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◇デュラララ!!×2 結
5年以上の空白からの合計5クールに及ぶ物語がようやく幕を閉じた。
2クールで終わっておけば良かったと言ってしまえばそれまでだけど、
今の1クールアニメ量産状態からのこの長編作品をやりきったことだけでも十分評価できるはずだ。
長いブランクと大量のキャラそして同時進行される複雑なストーリーには終始置いて行かれていて
2回目を見てもおそらくまだなんだかよく分からないと思うけれど、
それでもざーっと大きく広げた大風呂敷を無理矢理にたたみ込んだことは分かる。
作品としては話を如何様にも広げられるタイプではあるが読者や視聴者へのわかりやすい案内、道筋が作れるかどうかは編集や脚本の腕にかかっているのかなと。
最期までやりきるって気持ちいい。それ以上は言わないでおこう。
5/10

◇赤髪の白雪姫
世界名作劇場のようなどこもかしこも美しい作品。
少女漫画原作なのに、白雪という女の子はなぜこうもかわいいのだろう。
この赤髪の白雪姫というさくひんにでてくるキャラのほとんどは、かわいくもあるし格好いい一面両方持っているそしてなにより心が強い。
同姓からも異性からも愛されるキャラ、心が綺麗で水平線のようにまっすぐ。そんなキャラばかりだ。
美しい王国のお城で王子と庶民が出遭うシンデレラストーリーなのに綺麗だからと言うだけでここまで見られたわけではない。
本当に美しい物の前では言葉を失うのが人だと思った2クール。
時代は今、やみんなのだろうか。分割2クールとはいえ2クール丁寧にやってくれるのはキャラの愛着もわきやすいし些細な日常シーンをじっくりと描くことが出来る。
この手の空気感が素晴らしい作品は2クールやるべきだと思う。
週の初めから目の保養、心が綺麗に浄化されるような作品だった。
9/10

◇最弱無敗の神装機竜
ISという一ジャンルの定着を確認した1クール。
ただし終始作業用BGM的な見方をしていたので詳しいことはよく分からない。
すこし距離をとってぼけっと見ているとなぜだか一番の萌えキャラが主人公のルクス君であるような気がした。
というのも、女の子に色々やられたときの反応がまるでイケメンに色々なされるがままにされちゃう無垢な女の子のようである。
キャラの設定に工夫がないとか主人公があまりにもへたれ過ぎて男ではないのではとか、
一言でまとめてしまうならテンプレラノベハーレムなのだけど、
もう毎週やっているサザエさんのような、古典アニメに分類してしまえるような気がした。
現在のロボアニメのようにいつか、いや近々限界は来るとは思うけれど好みの感じのキャラデザやキャストが出てきたらなんとなくで、まあ見ておけば良いのでは無いかと、
何にしろ、どこもかしこもテンプレなので1話を見ただけで最終話まではっきりと見通せる。
だから、1話で切る人はばっさりいけるし1話でこれだと思う人も逆に多い。
だから切っても全話見ても、期待を裏切らないというのは都合が良すぎるだろうか。
いや都合の良いタイプの作品だからこれで良いのだと思う。
4/10
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◇蒼の彼方のフォーリズム
これは本当にエロゲ原作なのだろうか?
終始、清涼感あふれる、少年誌的なスポ根アニメだった。
スポーツ作品であるけれど、フライングサーカスという架空のスポーツで、
ハリーポッターで言うところのクィディッチだけをアニメにしたような感じでやや薄味に感じる。
最終回ではFCって楽しいねっ!咲の魔王のような風貌になる主人公。
できることなら恋愛要素と学園要素がもう少し欲しかったなと感じた。
4/10
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◇うたわれるもの 偽りの仮面
アニメ組は終始置き去りになっていたがうたわれるものの世界観だけはとりあえずの形で知ることが出来た。
なんにせよFIXレコードのPureがなかったら最終話まで見ることもなかっただろう。
あくまでスピンオフの立ち位置でfateで言えばzeroの位置なのだろう。
2クールかけて壮大なプロローグをやったという感じだ。原作も同じようなところに切れ目があり次回作に続くとなるらしいのだけど、なんにしてもうたわれをちゃんと理解するには第一期原作をやる必要があるようだ。
アクアプラスらしく、戦闘シーンのSEは映画並みのダイナミックレンジを感じた。
もちろんOPEDの音質にも拘りを感じる。
5/10

◇灰と幻想のグリムガル
独特の背景美術、ゆったりとした音楽、何処までも間を優先させた脚本。グリムガルは心理学。
随所に異世界ゲーム空間への新しい挑戦が見られたと思う。
特徴的なのは動きではないほんの少しの仕草や止め絵で心の動きを表現したことだろう。
EDの一枚絵もそうだ。パーティー全員が描かれているがそれぞれが違う方向を向き違う表情をしている。
戦闘をして勝つことよりも負けて何かを学ぶことの方が多いと考えさせられるような現実味あふれる作品。
ゲームであるならば勝てなければ何にもおもしろくないのだけど、グリムガルではまず負ける最後には勝つのだけど、それまでに心の葛藤をこれでもかと時には止め絵、時には挿入歌を入れて緻密に描くアニメもそうそうない。
ただ、グリムガルのための音楽ユニットが作品の流れを止めてしまうのはあまりに惜しい。
本作品で描こうとしていたのは戦闘シーンでもなくかわいい女の子でもなく、キャラクターが住む不思議な世界であるように思う。
好みで言えばかなり分かれそうではあるけれど、時間に心に余裕を持ってみることが出来るならこんなにしみじみ来る作品も無いと思った。
7/10

EDの一枚絵もそうだ。パーティー全員が描かれているがそれぞれが違う方向を向き違う表情をしている。
戦闘をして勝つことよりも負けて何かを学ぶことの方が多いと考えさせられるような現実味あふれる作品。
ゲームであるならば勝てなければ何にもおもしろくないのだけど、グリムガルではまず負ける最後には勝つのだけど、それまでに心の葛藤をこれでもかと時には止め絵、時には挿入歌を入れて緻密に描くアニメもそうそうない。
ただ、グリムガルのための音楽ユニットが作品の流れを止めてしまうのはあまりに惜しい。
本作品で描こうとしていたのは戦闘シーンでもなくかわいい女の子でもなく、キャラクターが住む不思議な世界であるように思う。
好みで言えばかなり分かれそうではあるけれど、時間に心に余裕を持ってみることが出来るならこんなにしみじみ来る作品も無いと思った。
7/10

◇おしえて!ギャル子ちゃん
今期裏の一位アニメ。ややお下品できついところがあるけれど
どんな日常系アニメよりもずっと説得力のある高校生の日常を垣間見た気分になれた。
8分という時間もあいまってか全く飽きずに負担になることも無くちょっとピリッとくる箸休め的なポジション。
ギャル子に絡むオタ子とお嬢。この組み合わせが何とも言えず
普段触れられないような物にぐいぐい触っていく感覚が快感を生みそれを行っているのがオタクの女の子なんだけれどもオタ子は視聴者のメタファーであると感じた。
もちろん視聴者が天然系の優等生ならばお嬢視線で見ることも出来る。
素直で面倒見がとても良くてコミュ力があまりに高いギャル子さんはかわいいを超えて母性的な安心感を与えてくれる。それに加えてあの見た目だ、ナウシカでは苦しむ人を抱き留めるための胸だといつかきいたけれど、背の高さとあのボディー故の納得の安心感だ。
7/10
![おしえて! ギャル子ちゃん 第2巻 [Blu-ray]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51RNkTYMIeL._SL160_.jpg)
◇ハルチカ~ハルタとチカは青春する~
恋愛、部活、推理、ホモ…序盤では何を見れば良いのか混乱していたハルチカも終盤になるとハルタとチカの夫婦漫才を見ている感覚でコミカルでいてシュールで印象深い作品になっていた。
推理アニメとしては非常にモヤモヤする部分が多く部活アニメとしては吹奏楽要素があまりに少なく
このアニメの題材が何かと聞かれたららとりあえず、一番は、草壁先生の人間ドラマでは無かったのかなと思う。
PAWorksのアニメと言うよりは何となくJCスタッフのノリに近いのかなと思う。
PA特有のネジの抜けたキャラが居なかったと言うよりは変人の数が多すぎてあまり目立たなかったのだろう。
最終話は大会が終わって終幕という部活物の一番おいしい終わり方をしたなかなと思う。
氷菓と比べてもユーフォと比べてもただ京アニの作画力は本当に凄いのだとしみじみ感じさせられた。
6/10
![ハルチカ ~ハルタとチカは青春する~ 第2巻 [Blu-ray]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/514KV7mi6wL._SL160_.jpg)
◇ヘヴィーオブジェクト
ハリウッド風無双系ミリタリーアクション。
ライトノベルでの新しいことを仕様という心意気は戦闘機のHOのデザインにも主人公二人の乗り突っ込みにも感じられたけれどまだ成熟していない感じを受けた。
ただ、アニメとしたの見やすさ安定感はやや低い位置でうまく滑空していたように思う。
一回一回がゲームのステージのようで音楽もそれに沿って作られているようで
総集編も相まってコンパクトなFPSでもやっているような気分にさせられた。
はらはらするよりも、約束された勝利をただ待つような安心とハリウッドコメディー感。
6/10

◇紅殻のパンドラ
やや古風な百合作品ではあったけれど最近のきらら原作にあるような百合ではメカメカしくバトル中心のギャグ系で、逆に新鮮みがあった。
表現しなくとも勝手に視聴者側でいろいろと補完できる学園舞台の原作の生ぬるさに気づいた1クールでもあったかも知れない。
説明不足と言うよりは原作から99%趣味で作ってるんだなくらいで
クラリンとネネがどうしてあんなに仲良しなのか?ネネは何であんなにクラリンが好きなのか
どうしてかと答えたかったら作者がそうしたかったとしか答えられないくらいに作品に入り込めなかった。
作品全体の雰囲気から、懐かしい気分にさせてくれるような作画とキャラデザそれだけでじゅうぶんだっただろうか。
おそらく本家甲殻をちゃんと観ていれば細かい設定がもっとおもしろくみえたのかもしれない。
なんにしてもEDの出来がとても良かったのだけは最大の収穫であったと思う。
5/10
![紅殻のパンドラ 第1巻 [Blu-ray]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51sVL084XlL._SL160_.jpg)
◇少女たちは荒野を目指す
SIROBAKO系の業界アニメ。ただし主役は高校生。社会人編まであるらしいけれど続きはゲームでといったところなのだろうか。
個性的なキャラが沢山と言いたいところではあるけれど、アクが強すぎてどうにも触れがたい。
この業界、現実ではもっときつい人はいくらでも居るような様子で作品ではオブラートに包んだ感じはあった。
会議中煽られて勝負を挑まれたことも、借金の返済に利用されたと思ってしまったことも
運命的になってしまった不幸ではなく人がそうしようと動いてやった不幸がワクワク感ではなくただの不安感やいらだちだったかなと思う。
この辺りのシリアス感はぎくしゃくした人間関係のグリムガルと似ているようで違っている。
リアルな悪役キャラを作るのは難しいと感じさせられた。
5/10

◇僕だけがいない街
久々に当たったノイタミナ作品。久々に一週間が待ち遠しいという気持ちを思い出した。
原作が終わっていないタイムリープ物で1クール12話の枠に納得できるようにきっちりと納めてくれた。
主人公に俳優を配置したのも、ひとりだけ現実から離れているようでそれはそれでよかったし
梶浦由記の音楽も雰囲気を一層かもしだしていた。雛月がでている場面での音楽はなんともいいがたいキラメキや不気味さが合わさった良さがある。
タイムリープ+サスペンスと言うことで現実的にはあり得ないのだけど、20代から小学校高学年へタイムスリップするという誰もが一度は夢見たようなシチュエーションだ。
今から小学生時代へ戻ってあそこをやり直せたらなんて言うのは良く考えることだろう。
実際小学校時代の記憶というのは10年20年経っても実はそんなに忘れていないようで
現実世界での自分の小学校時代にも雛月加代のような子がいたような気がして少し考えこんだ。
死亡確定と思っていた雛月が生還して15年後にまた再開するというぞっとさせられた作品であった。
全体のストーリーを見ると、何かをやり遂げない限り越えられない壁が用意されているような、
人一人の一生に与えられたの一番大きなテーマとはなにか考えさせられるような話であった。
主人公が小学生に戻るまでのいくつかのちょっとしたタイムリープはその壁を乗り越えるための全段階のちょっとした試練だと思う。
人、一人一人が”主人公”であるならば、なにかこの世にやり遂げなければならない試練が用意されていてそれを乗り越えられない限り同じような試練が何回もやってきてそれを解決させると…という感じだ。
運命ってそういう物かも知れないなとふと思った作品。
9/10
![僕だけがいない街 上(完全生産限定版) [Blu-ray]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/41uf%2Bnu7UxL._SL160_.jpg)
どんな日常系アニメよりもずっと説得力のある高校生の日常を垣間見た気分になれた。
8分という時間もあいまってか全く飽きずに負担になることも無くちょっとピリッとくる箸休め的なポジション。
ギャル子に絡むオタ子とお嬢。この組み合わせが何とも言えず
普段触れられないような物にぐいぐい触っていく感覚が快感を生みそれを行っているのがオタクの女の子なんだけれどもオタ子は視聴者のメタファーであると感じた。
もちろん視聴者が天然系の優等生ならばお嬢視線で見ることも出来る。
素直で面倒見がとても良くてコミュ力があまりに高いギャル子さんはかわいいを超えて母性的な安心感を与えてくれる。それに加えてあの見た目だ、ナウシカでは苦しむ人を抱き留めるための胸だといつかきいたけれど、背の高さとあのボディー故の納得の安心感だ。
7/10
![おしえて! ギャル子ちゃん 第2巻 [Blu-ray]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51RNkTYMIeL._SL160_.jpg)
◇ハルチカ~ハルタとチカは青春する~
恋愛、部活、推理、ホモ…序盤では何を見れば良いのか混乱していたハルチカも終盤になるとハルタとチカの夫婦漫才を見ている感覚でコミカルでいてシュールで印象深い作品になっていた。
推理アニメとしては非常にモヤモヤする部分が多く部活アニメとしては吹奏楽要素があまりに少なく
このアニメの題材が何かと聞かれたららとりあえず、一番は、草壁先生の人間ドラマでは無かったのかなと思う。
PAWorksのアニメと言うよりは何となくJCスタッフのノリに近いのかなと思う。
PA特有のネジの抜けたキャラが居なかったと言うよりは変人の数が多すぎてあまり目立たなかったのだろう。
最終話は大会が終わって終幕という部活物の一番おいしい終わり方をしたなかなと思う。
氷菓と比べてもユーフォと比べてもただ京アニの作画力は本当に凄いのだとしみじみ感じさせられた。
6/10
![ハルチカ ~ハルタとチカは青春する~ 第2巻 [Blu-ray]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/514KV7mi6wL._SL160_.jpg)
◇ヘヴィーオブジェクト
ハリウッド風無双系ミリタリーアクション。
ライトノベルでの新しいことを仕様という心意気は戦闘機のHOのデザインにも主人公二人の乗り突っ込みにも感じられたけれどまだ成熟していない感じを受けた。
ただ、アニメとしたの見やすさ安定感はやや低い位置でうまく滑空していたように思う。
一回一回がゲームのステージのようで音楽もそれに沿って作られているようで
総集編も相まってコンパクトなFPSでもやっているような気分にさせられた。
はらはらするよりも、約束された勝利をただ待つような安心とハリウッドコメディー感。
6/10

◇紅殻のパンドラ
やや古風な百合作品ではあったけれど最近のきらら原作にあるような百合ではメカメカしくバトル中心のギャグ系で、逆に新鮮みがあった。
表現しなくとも勝手に視聴者側でいろいろと補完できる学園舞台の原作の生ぬるさに気づいた1クールでもあったかも知れない。
説明不足と言うよりは原作から99%趣味で作ってるんだなくらいで
クラリンとネネがどうしてあんなに仲良しなのか?ネネは何であんなにクラリンが好きなのか
どうしてかと答えたかったら作者がそうしたかったとしか答えられないくらいに作品に入り込めなかった。
作品全体の雰囲気から、懐かしい気分にさせてくれるような作画とキャラデザそれだけでじゅうぶんだっただろうか。
おそらく本家甲殻をちゃんと観ていれば細かい設定がもっとおもしろくみえたのかもしれない。
なんにしてもEDの出来がとても良かったのだけは最大の収穫であったと思う。
5/10
![紅殻のパンドラ 第1巻 [Blu-ray]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51sVL084XlL._SL160_.jpg)
◇少女たちは荒野を目指す
SIROBAKO系の業界アニメ。ただし主役は高校生。社会人編まであるらしいけれど続きはゲームでといったところなのだろうか。
個性的なキャラが沢山と言いたいところではあるけれど、アクが強すぎてどうにも触れがたい。
この業界、現実ではもっときつい人はいくらでも居るような様子で作品ではオブラートに包んだ感じはあった。
会議中煽られて勝負を挑まれたことも、借金の返済に利用されたと思ってしまったことも
運命的になってしまった不幸ではなく人がそうしようと動いてやった不幸がワクワク感ではなくただの不安感やいらだちだったかなと思う。
この辺りのシリアス感はぎくしゃくした人間関係のグリムガルと似ているようで違っている。
リアルな悪役キャラを作るのは難しいと感じさせられた。
5/10

◇僕だけがいない街
久々に当たったノイタミナ作品。久々に一週間が待ち遠しいという気持ちを思い出した。
原作が終わっていないタイムリープ物で1クール12話の枠に納得できるようにきっちりと納めてくれた。
主人公に俳優を配置したのも、ひとりだけ現実から離れているようでそれはそれでよかったし
梶浦由記の音楽も雰囲気を一層かもしだしていた。雛月がでている場面での音楽はなんともいいがたいキラメキや不気味さが合わさった良さがある。
タイムリープ+サスペンスと言うことで現実的にはあり得ないのだけど、20代から小学校高学年へタイムスリップするという誰もが一度は夢見たようなシチュエーションだ。
今から小学生時代へ戻ってあそこをやり直せたらなんて言うのは良く考えることだろう。
実際小学校時代の記憶というのは10年20年経っても実はそんなに忘れていないようで
現実世界での自分の小学校時代にも雛月加代のような子がいたような気がして少し考えこんだ。
死亡確定と思っていた雛月が生還して15年後にまた再開するというぞっとさせられた作品であった。
全体のストーリーを見ると、何かをやり遂げない限り越えられない壁が用意されているような、
人一人の一生に与えられたの一番大きなテーマとはなにか考えさせられるような話であった。
主人公が小学生に戻るまでのいくつかのちょっとしたタイムリープはその壁を乗り越えるための全段階のちょっとした試練だと思う。
人、一人一人が”主人公”であるならば、なにかこの世にやり遂げなければならない試練が用意されていてそれを乗り越えられない限り同じような試練が何回もやってきてそれを解決させると…という感じだ。
運命ってそういう物かも知れないなとふと思った作品。
9/10
![僕だけがいない街 上(完全生産限定版) [Blu-ray]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/41uf%2Bnu7UxL._SL160_.jpg)
◇ルパン三世 Part4
深夜アニメ「フジコという女」からの正当派地上派ルパン。
今回はイタリアを舞台にして新しいヒロインを迎えて小話を挟みつつ最終話で綺麗にまとめた。
ルパンらしいハイテク機器のワクワク感や大人のかっこよさが光った。
ただこの内容で夕方に放送できなかったのがなんとも惜しい。
ただこの内容で夕方に放送できなかったのがなんとも惜しい。
2時間映画とどちらが手間なのか分からないけれどやれる物なら4クールやっていて良いと思う。
7/10
7/10
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